電子楽器の鍵盤アクションは、奏者の繊細な意思を正確に楽器に伝えるとともに、楽器のふるまいを指に伝え戻す重要な働きをしています。それゆえ、お客様が楽器を選ぶ際に最も重視するポイントになっています。
また、特に電子楽器の世界ではそれをシンプルに実現することが大切です。設計者は性能向上はもちろんのこと、それをいかに単純な仕組みで実現するかを、日々考えています。
本テーマでは、鍵盤アクションやそのセンシングについて、考案/改善や、拠り所の1つとなる測定/実験を体験していただきます。
また実習を通して、鍵盤アクションの構造・機能・要件等について、アコースティックピアノのそれを含めて学習していただきます。
インターンシップ生のスキルや希望にあわせて、複数の具体テーマ候補の中から適切なものを選定いたします。(タッチ改善、センシング考案、新価値立案/実現手段考案、評価方法考案、等)
<実習の流れ>
- 鍵盤アクション構造の学習
- 検討/仮説立て、および測定/実験(繰り返し)
- 結果の考察と最終提案