2021年度実習テーマ:フレキシブル基板電気検査装置の構造解析および最適化

IMC事業本部 ヤマハファインテック株式会社 FA事業部 FA技術部 FA商品技術グループ

[ 画像 ] IMC事業本部 YFT FA商品技術グループ

電気検査装置とは、スマートフォンの回路を構成するフレキシブル基板の量産工場で電気的な接続状態を検査する装置です。
近年、装置の開発設計では「短納期開発」と「高い開発完成度」という相入れない要求に応える必要に迫られています。
そのような背景の中、開発設計時に「リスク箇所抽出」と「短期間評価」を同時進行し、フィードバックすることが求められています。
開発設計者の経験・スキルに加えCAE(コンピュータ上でのシミュレーション)が有効なツールであることは、いうまでもないことです。

今回は、開発設計途中にリスク箇所を短期間でCAE解析し、評価結果を機構設計にフィードバックしていくという一連のプロセスを体験していただき、装置メカ開発のダイナミズムを肌で感じとってほしいと考えています。

<実習の一例>

  • 基本設計に基づき3DモデルをSolidworksで作成
  • ANSYSを使用して3DモデルのCAE解析・評価
  • 評価内容に基づき脆弱箇所の強化対策案の3D設計
  • 強化対策案のCAE解析・評価
  • 性能および経済性を考慮して最終案を決定

12/21(火)9:00~12:00

2/7(月)~2/18(金)

ヤマハ天竜工場(静岡県浜松市)

機械系、理系全般

専門知識

  • 機械工学の4大力学(機械力学、材料力学、熱力学、流体力学)のうち、特に機械力学・材料力学機構
  • 機械設計、機械加工学
  • CAE関連機器のオペレーション
  • メカトロニクス

興味関心

  • シミュレーション、仮想検証
  • 3Dモデリング(Solidworks、Icad)
  • 実現性検証

理由

シミュレーション・仮想検証をもとに実体検証を行い高性能かつ経済的な製品を作り上げる能力が求められるため

特になし