ソーシャルディスタンスを保った“新しい生活様式”に対応したサービスを作れる

『SoundUD音響通信モジュール』を提供開始

タクシーアプリ「MOV」のキャッシュレス決済、混雑緩和推進アプリ「KQスタんぽ」の乗車スタンプ付与などで活用

ヤマハ株式会社は、1~2mのソーシャルディスタンスを保った”新しい生活様式”に対応したサービスを作れる『SoundUD音響通信モジュール』の提供を本日より開始します。

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“新しい生活様式”に対応したサービスの例

新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除された現在も、感染拡大を予防するための“新しい生活様式”が求められています。しかし、決済時のやり取り、通勤通学時の移動、タッチパネル式のメニューやチケット販売機など、社会生活を送るうえでソーシャルディスタンスの確保や接触を避けた生活が難しい場面があります。

そこで、生活の様々なシーンで提供されている既存のアプリやサービスに組み込むだけで、サービスの魅力はそのままに、他の通信方式では難しかったサービスの非接触化や、一度に1対多の素早いやり取りを実現する機能を簡単に追加できる『SoundUD音響通信モジュール』の提供を開始します。

本モジュールでは、300を超える企業や団体によって共通規格化され、一般社団法人音響通信協会が認定している音響通信技術を使用しており、この技術を活用したキャッシュレス決済や、電車の混雑緩和サービス、ポイントカードアプリなどのサービスが次々と始まっています。今回のモジュール提供によって、こうしたサービスの構築がより容易に行えるようになります。

当社は、新しい生活様式に対応したサービスの提供を目指すパートナーの皆様をサポートし、ともに、安心・安全な環境づくりに貢献していきたいと考えています。

株式会社Mobility Technologies「MOV」

タクシー車内のタブレットから発信される「SoundUDトリガー」を「MOV」で受信することで車両情報とアプリ情報を紐付け、支払い時の接触を最小限にしたネット決済が行えます。タブレットが設置されている一部エリアのタクシーからスタートし、2020年8月には全国1.5万台以上でのご利用が可能となる予定です。

参考URL:https://mo-t.com/news/pr/2020/05/26/600fb258-24e4-548c-8016-3c1dfb1b7cb9

京浜急行電鉄株式会社「KQスタんぽ」

平日朝ラッシュ時間帯において、車内アナウンス放送と同時に流れる「SoundUDトリガー」を受信すると、一部特定普通列車の乗客だけポイントが取得できるサービスです。普通列車へ乗客を誘導し、混雑度の高い特急列車などの混雑緩和を実現しています。

参考URL:https://www.keikyu.co.jp/information/kqstampo/

株式会社ニューフォリア「アプリカン」

店内のスピーカーから「SoundUDトリガー」を再生することで、店員とのやり取りなくポイントやスタンプを付与できる「非接触型の来店ポイント付与機能」を提供しています。複数の大手ラーメンチェーンなどでご活用いただいています。

参考URL:https://www.newphoria.co.jp/assets/pdf/200609_applican_soundUD.pdf

送受信SDKとWebAPIから構成され、スマートフォンアプリやデジタルサイネージ、組み込みシステムなど、様々なサービスや機器で利用することができます。

  SoundUD WebAPI SoundUD 配信SDK※1 SoundUD受信SDK※1
機能概要
  • トリガー音声ダウンロードAPI
  • リソース情報取得API
  • トリガー音声生成機能
  • トリガー音声受信機能
  • リソース情報取得機能
提供内容
  • API仕様書
  • アクセスキー
  • SDK本体
  • サンプルコード
  • APIリファレンス
  • SDK本体
  • サンプルアプリ(swift/kotlin)
  • APIリファレンス
対応プラットフォーム -
  • iOS8以降
  • Android4.2.2以降
  • Windows ※2
  • Linux ※2
  • μITRON ※2
  • iOS9以降
  • Android4.4以降
  • Windows ※2
  • Linux ※2
  • ※1: オフラインで使用可能
  • ※2: アーキテクチャ別にビルド対応可

当社が開発し提唱する「SoundUD」(Sound Universal Design)は、音のある空間とICT機器をつなぐプラットフォームおよびテクノロジーです。音声トリガーと呼ばれる一般的なスピーカーを利用して音響通信が行える技術をはじめ、Bluetooth®やGPS等とも連動できる「SoundUDトリガー」を用いることで音のICT化を実現できます。2017年10月には、「SoundUD推進コンソーシアム」を立ち上げ、現在、330を超える組織とともにその普及に取り組んでいます。代表的なサービスとして、「おもてなしガイド」や「Remote Cheerer」などがあります。

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