2019年08月05日

安心して仕事を続けられる仕組みづくりを目指して

事業所内保育施設「おとのいえ」が開園

− 2019年8月28日から保育開始 −

ヤマハ株式会社は、従業員が安心して仕事を続けられる仕組みづくりの一環として、8月28日に事業所内保育施設「おとのいえ」を開園します。当社ではこれまでも多様なライフスタイルを持つ従業員にとって働きやすい環境を提供するためのさまざまな取り組みを実施してきましたが、この保育施設の設置により、当社グループで働く子どもを持つ従業員が、職場復帰しやすく安心してより仕事に集中できる環境が整いました。

  • ※当社が充実した次世代育成支援施策を行ってきた成果として、2016年6月に厚生労働省から「プラチナくるみん」に認定されたほか、2018年2月には静岡県から「子育てに優しい企業」に選出されました
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「おとのいえ」外観

「おとのいえ」という施設名称は社内公募で決定しました。当社グループで働く従業員の子どもはいわば会社の家族です。その家族が育つ「家」で、それぞれの個性(=メロディー)や他の子とのふれ合いの中で共感する心(=ハーモニー)を学び十人十色の音が育つ、それが「おとのいえ」であるという想いを込めています。

保育は、運営委託する株式会社ポピンズ(注1、以下 ポピンズ)のエデュケアのプログラムを実施します。ポピンズのエデュケアは、Education(教育)とCare(保育)を一体的に展開する独自のメソッドで、全ての子どもの可能性を引き出すために、一人一人の個性、関心を重視し、発達段階に即した取り組みを行います。具体的には、努力する力、粘り強さ、やり抜く力、それを通してグローバル社会を生き抜くための力など、いわゆる非認知能力※を養うことを目指しており、「寛容な人間」「聡明で愛情深い人間」「探究心の旺盛な人間」「グローバル社会で活躍できる人間」を育てることを目標にしています。

  • ※非認知能力:自分の感情をコントロールする能力。以前は、計算や字が書けるといった認知能力が評価されていたが、最近では非認知能力が注目されている。幼少期に非認知能力を高めておくと成人になってから社会的、経済的成功に影響があると言われている。

またエデュケアでは音楽も重要な要素となっており、音・音楽に関するプログラムとして、一般財団法人ヤマハ音楽振興会が開発した独自メニューを取り入れます。季節の歌やドレミ・英語の歌のほか、クオリティの高い音楽に合わせた情緒溢れる物語の鑑賞、打楽器や全身によるリズム表現など、年齢に応じたカリキュラムで「きくこと、うたうこと、リズム」をバランスよく経験します。この他、講師によるピアノ演奏など本物の音楽に触れる機会、音・音楽に対する興味、関心を引き出す探究プログラムなど、“ヤマハならでは”の音楽教育ノウハウと経験豊かな講師の指導力により、幅広い音楽体験をとおして「おとのいえ」で育つ子どもたちの豊かな想像力と表現力、社会性を育みます。

また、働くことと子育てのどちらも頑張る従業員をサポートするサービスとして、柔軟な時間体制での保育やタオル・おむつの提供、スマートフォンを介した日々の情報提供などを行います。

子どもや保護者が安心して過ごせる安全な場所にしたいという願いを込め、建物の設計やデザインには細部までこだわりました。シンプルでモダンな外観ながら優しさや温かみが感じられる曲線を多用したデザインを採用したほか、ピアノの鍵盤をイメージしたデッキテラスを設けることでヤマハらしさも表現しました。

室内には自然光がたっぷり降り注ぎ、自然換気ができるハイサイドの窓や、保育室内を見渡せる大きな窓を設け、明るく快適で見通しのよい空間になるよう配慮しました。園庭へは各保育室から安全に出入りできるほか、雨の日でも室内で遊べる十分な広さの遊戯室を設け、子どもたちにとって魅力的な隠れ家スペース(プレイエリア)を設置しました。この他にも0歳児室には床暖房、1、2歳児室には専用トイレ、園庭には温水シャワーを設けるなど、子どもの年齢に合わせた保育に必要な設備を完備しました。また、セキュリティーにも十分配慮し、使いやすく安全な施設づくりを目指しました。

名称 事業所内保育施設「おとのいえ」 (浜松市中区中沢町10-1ヤマハ株式会社本社事業所内)
施設 建築面積:416.10m² 園庭面積:170.21m² 送迎用駐車場:9台
対象 0歳(生後57日目)~就学前までの当社グループ従業員の子ども
定員 50名(年齢別の定員あり)

(注1)

  • 株式会社ポピンズ (本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:轟 麻衣子)
    「最高水準のエデュケアと介護サービスで社会に貢献する」を理念に、ナニーサービス(ベビーシッター派遣)から保育施設運営、高齢者向けVIPケアサービス、家事支援事業、教育研修事業等、幅広い事業の展開により、働く女性を力強く支援。現在グループ全体で、305か所の保育・教育関連施設及び高齢者向け施設5か所を運営。
  • ※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
    発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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