2018年08月21日

軽やかな吹奏感と柔らかく太い音色を実現したカスタムテナーバストロンボーン

ヤマハ トロンボーン『YSL-823G』

− 9月25日(火)発売 −

ヤマハ株式会社は、トロンボーンの新製品として、テナーバストロンボーン『YSL-823G』を2018年9月25日(火)に発売します。

品名 品番 価格(税抜き) 発売日
ヤマハ トロンボーン YSL-823G 420,000円 9月25日(火)
  • ◎初年度販売予定数:65本

このたび発売するトロンボーン『YSL-823G』は、日本を代表するトロンボーン奏者である中川英二郎氏監修のもと、太管特有の豊かな音色を持ちながらも、軽量化による軽快な操作性、コントロール性の良い軽やかな吹奏感、明瞭な発音性を実現したテナーバストロンボーンです。

ヘビータイプが主流の吹奏楽の現場においては、昨今演奏の負担を抑え、楽器をしっかりと鳴らすことが可能な、高性能かつライトタイプの太管テナーバストロンボーンを求める声が多く聞かれます。また、細管テナートロンボーンが通常使用されるジャズシーンにおいても、音質要求から太管テナーバストロンボーンを使用するアーティストが増える傾向にあります。本モデルはその両方のニーズを満たすトロンボーンとして誕生しました。

管体はスライド中管を除き主要部分を全て真鍮製にし、ベル部分には2枚取りのゴールドブラス製薄肉ベルを搭載することで、軽めの抵抗感と柔らかく太い音色を実現しています。本体外管リングの省略などによる軽量化で、中高吹奏楽部や女子学生でも軽快な操作性と軽やかな吹奏感や多彩な音色表現が得られます。また、テナーバストロンボーンでは初めてブラックカラーのハードケースを採用しており、ステッチ部分にはこだわりのパープルを配色、ゴールドラッチとともに高級感を演出しております。

詳細は以下の通りです。

1.軽量化による軽快な操作性と軽やかな吹奏感

カスタムモデルながら二枚取りゴールドブラス製薄肉ベルを搭載し、通常洋白素材が使われる部分も含め主要部品は真鍮素材が採用されています。主管・F管の補強リング部品、支柱補強パーツ、スライド外管補強管などが省略され、スライド支柱もスリムタイプを搭載するなど、非常に軽量化された作りとなっています。リードパイプも薄肉化され、軽やかな吹奏感が得られます。

[ 画像 ] 二枚取りゴールドブラス製薄肉ベル
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二枚取りゴールドブラス製薄肉ベル
[ 画像 ] 主管・F管の補強リング省略
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主管・F管の補強リング省略
[ 画像 ] スライド外管補強管の省略およびスリムタイプのスライド支柱
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スライド外管補強管の省略およびスリムタイプのスライド支柱

2.明瞭な発音性と魅力的な音色

軽量化によって楽器の反応性が向上。明瞭な発音性が実現されました。又、真鍮素材を中心に採用したことによる豊かで魅力的な音色も特長となっております。

3.操作性の向上

親指を曲げる方にアールが来るようロータリーとレバー連結にダブルボールベアリング方式を採用し、滑らかで確実なF管レバー操作を実現。レバー形状もシンプルかつフィット感のあるデザインとなっています。

[ 画像 ] 新規形状のダブルボールベアリング方式
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新規形状のダブルボールベアリング方式

4.高級感を演出する付属ケース

テナーバストロンボーンとしては、初めてブラックカラーのハードケースを採用。ステッチ部分にはこだわりのパープルを配色、ゴールドラッチとともに高級感を演出しています。

[ 画像 ] ブラックカラーのハードケース
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ブラックカラーのハードケース

5歳でトロンボーンを始め、高校在学中に初リーダー作をニューヨークで録音。名だたるビック・アーティストとの共演を始め、映画、CM、TVなど多くの録音でも知られる。2007年、日本人として初めて米「トニー賞」授賞式に出演し2008年にはNHK連続テレビ小説『瞳』のメインテーマを演奏。読売日本交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団等、国内主要オーケストラとソリストとして共演するなど、多彩な才能を発揮し、日本を代表する世界的トロンボーン奏者として幅広い活動を行っている。

中川英二郎オフィシャルWEBサイト http://www.eijiro.net/
使用楽器:YSL-895EN、YSL-823G

調子 B♭/F
ベル ゴールドブラス二枚取り、直径214mm(8 1/2”)
ボア 太管13.89mm
スライド外管 / 内管 イエローブラス / 洋白
F管レバー方式 ボール式
仕上げ ゴールドラッカー
マウスピース SL-48L
付属ケース SLC-823G
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