2017年09月19日

お手軽マルチアングル動画でスポーツトレーニングをもっと効果的に

当社の映像同期技術「ChimeCa™」(キメカ)を採用した
初の製品がスポーツセンシング社から発売

− 同社から本日よりオープンプライスにて販売開始 −

ヤマハ株式会社が開発した、音を用いて複数の映像を同期する技術「ChimeCa」(キメカ)を採用した初の製品『ChimeCa™ Sports』(キメカスポーツ)が、株式会社スポーツセンシング(本社:福岡市南区、代表者:澤田泰輔、以下:スポーツセンシング)から本日より発売されます。

『ChimeCa Sports』
企画・販売:スポーツセンシング、技術提供:ヤマハ株式会社 本日販売開始(オープンプライス)

スポーツトレーニングの現場では、様々なアングルから動作を検証して改善を図ることが効果的です。一方で、複数のアングルから映像を撮影し、その場ですぐにその内容を確認するには、複数の機材を連携させる必要があるなど、手間がかかります。

この度、こうした課題を解決するシステム『ChimeCa Sports』がスポーツセンシングから発売されます。スポーツトレーニングに役立つマルチアングル動画を、簡単な操作で撮影して、その場ですぐに確認することができるシステムです。貴重な練習時間を無駄にせず、一目瞭然のフィードバックをその場で得ることができるシステムで、その映像同期技術に当社の「ChimeCa」が採用されました。

今回の技術提供は、当社の音・音楽を原点に培った技術がスポーツの分野において活用される新しい事例となります。当社は引き続き、当社の技術を積極的に提供・活用し、様々な分野における新しい価値の創造に取り組んでいきたいと考えています。

コンパクトな専用サーバーと、複数台のスマートフォンからなるマルチアングル動画撮影システムです。スマートフォンのカメラを活用し、さらにサーバー連携をワイヤレスで行うことで、怪我の原因にもなりうる配線を極力なくした安心の省スペース設計を実現しています。撮影は、パソコンやタブレットからワンステップ操作で行うことができ、当社の「ChimeCa」の技術によって一覧性に優れたマルチアングル動画がすぐに完成します。また、撮影した動画は、専用サーバーに自動的に蓄積され、さらに動画を持ち帰って復習することも可能で、一目瞭然のフィードバックをどこでもすぐに確認できる練習効率の向上に最適なサービスです。導入方法などの詳細については、スポーツセンシングの公式サイト(http://www.sports-sensing.com/)をご覧ください。

スポーツセンシングの福岡スタジオで『ChimeCa Sports』を体験できます。同スタジオでは『ChimeCa Sports』のほか、DSPワイヤレス9軸モーションセンサを始めとする無線計測機器から、モーションキャプチャシステム、フォースプレートまでを完備しており、サンプルデータの計測から、本格的な実験まで、スポーツに関する様々なデータの計測を行えます。

競技力向上を目指す全ての競技の選手や指導者、分析担当者から研究者まで、現場に携わる多くの方々の役に立つことを目指し設立されたものづくりベンチャー企業です。DSPワイヤレス9軸モーションセンサ、DSPワイヤレス筋電センサをはじめとする高度演算機能を内蔵した無線センサ・ロガー製品、常識を覆す価格を実現したフォースプレート、映像分析の効率を劇的に変えるスポーツコーチングカムなど、スポーツ・リハビリテーション分野を中心に、多くの場面で活用できる製品の開発および製造、販売を手がけており、多数の研究機関や大学、競技団体に、競技力向上を支援する多様なシステムを提供しています。

バラバラに撮影した複数の映像のタイミングを、共通する音をたよりにして瞬時に合わせることができるヤマハの独自技術です。音楽のみならず、話し声や体育館の環境音といった、微細な音をもとに同期することが可能です。大きな機材や難しい操作は必要とせず、スマートフォンで撮影した映像を専用のシステムにアップロードするだけで、即座に一覧性の高いマルチアングル映像を合成します。

[ 画像 ] ChimeCa™
  • *ChimeCa(キメカ)は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
  • *その他の文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
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