2016年07月22日

FM音源を搭載、直感的な操作で音色編集や演奏が可能

iPhone/iPad向けアプリケーション
『FM Essential』

− ミュージックシンセサイザー「MX49 BK/BU」「MX61 BK/BU」との連携も可能。本日より提供開始 −

[ 画像 ] iPhone/iPad向けアプリケーション 『FM Essential』
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iPhone/iPad向けアプリケーション
『FM Essential』

ヤマハ株式会社は、iPhone / iPad向けアプリケーションとして『FM Essential』の提供を開始します。本日よりApp Storeから無料でダウンロードすることができます。

品名 アプリケーション名 対応機種 価格 発売日
iPhone/iPad向け
アプリケーション
FM Essential iPhone / iPad *1 無料 7月22日(金)
  • *1:iPhone 5s/6/6Plus/SE, iPod touch(第6世代以降), iPad Air (第1世代以降), iPad mini (第2世代以降), iPad Pro、iOS 9.0 以降対応。

『FM Essential』は、FM音源を搭載し、リアルタイムにシンセサイザーの演奏や音色の編集ができるiPhone/iPad用アプリケーションです。

FM音源とはデジタル音源方式の一つで、1980年代初めから当社のデジタル鍵盤楽器に搭載され、1983年に発売したFM音源搭載デジタルシンセサイザー「DX7」の世界的なヒットによって広く普及しました。従来のアナログ方式の音源では表現できなかったエレクトリックピアノやグロッケンなど複雑な倍音を含む音が、FM音源によってリアルに生み出せるようになり、それまで実現できなかった演奏表現が可能になったことで、その後の音楽シーンに大きな影響を与えました。1990年代からはサンプリング技術を応用した音源方式が徐々に主流になっていきましたが、FM音源の独特な音色は現在でもファンからの高い支持を得ています。

『FM Essential』では、当社が1985年に発売したシンセサイザー「DX100」や1989年に発売した「V50」など往年のヤマハシンセサイザーの音色を搭載し、画面上でのシンプルな操作によって、音色を編集したり演奏したりすることができます。またスタンドアローンとしてiPhoneやiPadでFM音色を楽しめるだけでなく、9月1日に発売予定のヤマハミュージックシンセサイザー「MX49 BK/BU」「MX61 BK/BU」と接続して外部音源として演奏することもできます。なお、スタンドアローンとして使用する場合は音色数など一部機能に制限がかかっていますが、「MX49 BK/BU」「MX61 BK/BU」と接続することで制限が解除され、すべての機能が使用可能となります。

詳細は以下の通りです。

1.わかりやすい画面での直感的な操作によって、リアルタイムで音色編集や演奏が可能

『FM Essential』では、iPhoneやiPadの画面上でのシンプルな操作によって、往年のヤマハシンセサイザーの音色をリアルタイムで編集したり演奏したりすることができます。
ボールコントロールの領域でコントローラーを指でドラッグして動かすことで、連動した複数のパラメーターを同時に操作して音を変化させることが可能です。すべての音色に最適なパラメーターがセットされており、直感的な操作で各音色の個性的な音色変化を楽しむことができます。またステップシーケンサー機能を使えば、ボールコントローラーの位置を最大16種類まで保存することができ、16分音符のステップシーケンサーとしてループ再生して演奏音を変化させることができます。さらに、エディット画面でノブパラメーターを操作し、FM音源特有のさまざまなパラメーターを調整して音作りを楽しむことも可能です。
そのほか、アルペジエーターやコードパッドなど、手軽に演奏を楽しめる機能を搭載しています。

[ 画像 ] ボールコントローラー
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ボールコントローラー
[ 画像 ] ステップシーケンサー
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ステップシーケンサー
[ 画像 ] エディット画面
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エディット画面

2.ミュージックシンセサイザー「MX49 BK/BU」「MX61 BK/BU」に接続して利用可能

『FM Essential』は、スタンドアローンとして使用できるのはもちろんのこと、ミュージックシンセサイザー「MX49 BK/BU」「MX61 BK/BU」(以下、「MX BK/BUシリーズ」)に接続して使用することができます。「MX BK/BUシリーズ」と接続することで、スタンドアローンとして使用する際には制限がかかっているアプリの内蔵音色271種類がすべて使用できるようになり、音色保存機能も使えるようになります。
「MX BK/BUシリーズ」との連携により、『FM Essential』に搭載されている音源を「MX BK/BUシリーズ」の外部音源として使用できるほか、「MX BK/BUシリーズ」本体からプログラムチェンジによる『FM Essential』の音色切り替えや、ノブ操作によるパラメータのコントロールが可能です。

  • ※接続にはLightning - USBカメラアダプタ(Apple製)が必要です。

3.ドラムパッド搭載

ドラムパッドを搭載し、エレクトロ、ハウス、ヒップホップという3つの音楽ジャンルにそれぞれ適したドラムフレーズを鳴らすことができます。ドラムフレーズをループさせて鳴らしながらシンセ音色を演奏し、手軽にパフォーマンスを楽しめます。

[ 画像 ] ドラムパッド
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ドラムパッド
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