2016年05月18日

-首都圏の鉄道で初-
「おもてなしガイド」を活用した
訪日外国人向け多言語案内の実証実験について

ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区)、東京都交通局、京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区)は、ヤマハ株式会社が開発した、音響通信を使って多言語の文字情報をスマートフォンへ提供するシステム「おもてなしガイド」を活用した実証実験を、下記のとおり実施しますのでお知らせします。

本実験は、首都圏の鉄道では初めての試みです。2局社の駅構内や車内等で流れる自動放送等を多言語の文字情報として訪日外国人利用者に提供していくことで、羽田空港から都心へのシームレスな多言語案内の実現を目指してまいります。

駅構内や車内で、案内放送や表示の内容をスマートフォン等へ音響通信を使って送信。受信したスマートフォン等に、多言語の文字が表示されます。今回の実証実験の結果をもとに、「おもてなしガイド」の使い勝手等を分析し、ユーザーのニーズの把握やアプリの機能向上に活かしていきます。

情報を取得するには、AppStoreから「おもてなしガイド」のアプリをダウンロードし、起動する必要があります。(無料)

  • ※Android、Windows Phoneは準備中

平成28年5月19日(木)から平成29年3月31日(金)

  開始時期 実施場所 サービス提供内容(予定含む)
東京都
交通局
5月19日 浅草駅改札外の案内板
(順次設置駅拡大)
駅周辺・構内施設情報
6月より
順次実施
浅草線車両
(1編成)
車内自動放送
浅草駅 案内表示器情報
(進行方向別)
京急電鉄 6月中旬より
実施
京急線車両
(1編成)
車内自動放送
平成28年度末
目途
品川駅、羽田空港国際線ターミナル駅ホーム 案内表示器情報
駅構内自動放送
  • ※期間中、実証実験で提供するコンテンツの一部は日本語でも表示されることから、どなたでもご体感いただけます。
  • ※駅構内の自動放送については京急線横須賀中央駅構内にて先行して実証実験中です。

日本語・英語・中国語(繁体、簡体)・韓国語・タイ語・フランス語

自動放送: 「まもなく、羽田空港国際線ターミナルです。
国際線ご利用のお客様はこちらでお降りください。」
ホーム案内表示器: 「次の電車は、エアポート快特 羽田空港 行きです。」
案内表示: 「A4出口:雷門」「Wi-Fiの接続方法」

「おもてなしガイド」をAppStoreからダウンロードし、サービス提供場所にてアプリを起動するとスピーカーから流れるアナウンスの内容や、周辺案内などの情報が選択した言語で表示されます。

STEP1

AppStoreから「おもてなしガイド」をダウンロード
※Android、Windows Phoneは準備中

STEP2

サービス提供場所で「おもてなしガイド」を起動する。
※サービス提供場所にはステッカーを貼付

STEP3

画面上に、文字情報がスマートフォンの設定言語、または選択した言語で表示される。

画像ダウンロード
「おもてなしガイド」画面
画像ダウンロード
サービス提供場所ステッカー

「おもてなしガイド」は、多数の出願中特許を採用した「音のユニバーサルデザイン化」を支援するシステムです。

本システムを導入すると、インターネット環境がないユーザーのスマートフォンにも多言語化された文字情報を提供できるようになります。既存のスピーカーやアナウンス設備などを活かしたままの導入も可能です。翻訳情報が必要のない方には、普通の音声としてしか聞こえないため、利便性は低下しません。

  • ※「おもてなしガイド」「おもてなしアプリ」「音のユニバーサルデザイン」「Sound UD」はヤマハ株式会社の登録商標です。
  • ※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
    発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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