2016年01月12日

“「Dante」に最適化”したオーディオネットワークを容易に構築

ヤマハ L2スイッチ
『SWP1シリーズ』

− ヤマハのプロオーディオとIT技術によるソリューション、2月発売 −

[ 画像 ] ヤマハ L2スイッチ『SWP1シリーズ』(写真はSWP1-16MMF) 2016年2月発売
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ヤマハ L2スイッチ『SWP1シリーズ』
(写真はSWP1-16MMF)
2016年2月発売

ヤマハ株式会社は、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、オーディオネットワーク「Dante」を使用した機器の接続に最適なヤマハ L2スイッチ『SWP1シリーズ』を2016年2月に発売します。

品名 品番 価格 発売日
ヤマハ
L2スイッチ
SWP1-16MMF オープンプライス 2016年2月
SWP1-8MMF オープンプライス 2016年2月
SWP1-8 オープンプライス 2016年2月

ホールやスタジアム、野外などで行われるライブコンサート用の音響システムでは、広大なステージや会場に設置された多くの機材を繋ぐためにオーディオネットワークの普及が進んでいます。また、多チャンネルの信号の接続やパッチングが容易に可能となるため、スタジオでの導入も進んでいます。当社は、2012年に発売したデジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」を筆頭に、Audinate社が開発し世界的に活用されているオーディオネットワーク「Dante」を多くのプロオーディオ機器で採用し、オーディオネットワークの普及を牽引してきました。

一方、当社が1995年にルーター市場に参入して以来、中小規模ネットワーク・SOHOを中心とした多くの企業で当社のネットワーク機器が導入されてきました。なかでもスイッチ製品は、ネットワーク管理者の保守・管理の負担を軽減できる「ネットワークの見える化」で高い評価を得ており、統合的なネットワーク管理を容易にしています。

『SWP1シリーズ』は、「Dante」に最適化したオーディオネットワークシステムの設定・監視・管理・運用がより便利に簡単に行えるようになるL2スイッチです。Dipスイッチひとつで“「Dante」に最適化”された設定を呼び出すことができ、より安定したネットワークを構築することができます。また、コントロール用機器をオーディオと同じネットワークに接続する場合、ネットワーク内の通信を切り分けることができるため、デジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」「QLシリーズ」、I/Oラック「Rシリーズ」をはじめ、プロセッサーやコンピューター、スマートデバイスなどを使用した最適なネットワークを構築できます。

『SWP1シリーズ』は、当社が満を持してプロオーディオ市場に投入するネットワーク機器であり、IT機器とプロオーディオ機器の両方を知り尽くしたヤマハだからこそ提供できるソリューションです。

詳細は以下の通りです。

1.Dipスイッチひとつでネットワークを“「Dante」に最適化”

より安定した「Dante」のネットワークを構築するためには、スイッチの設定を“「Dante」に最適化”する必要があります。インテリジェントスイッチを使用することで必要な設定を行えますが、これらの設定はネットワークに精通したIT技術者でないと難易度が高いのが実情です。『SWP1シリーズ』なら、Dipスイッチひとつで「Dante」に最適化された設定を呼び出すことができます。

2.ネットワーク内の通信を切り分けることができる3タイプのVLANプリセットを内蔵

ネットワークを有効に活用するため、コントロール用の「StageMix」等のアプリケーションを利用するスマートデバイスなどを「Dante」と同じネットワークに接続する場合、VLAN機能を利用してネットワーク内の通信を切り分ける必要があります。『SWP1シリーズ』は、3タイプのVLANプリセットを内蔵しており、これらをDipスイッチで簡単に切り替えることができます。また、USERモードでカスタマイズしたVLAN設定を行うことも可能です。

3.ネットワークを「見える化」

専用のWindowsアプリケーション「Yamaha Audio Network Monitor」を使用することで、ネットワーク負荷、スイッチの状態、Dante固有のデバイス情報といった「Dante」のネットワーク全体を管理するための情報を1画面に集約して、「見える化」することができます。通常の状態をスナップショットしておけば、この状態から変化があった場合にアラートを出すことができるので、問題が発生してもすぐに原因究明して対策することが可能です。

一般仕様

モデル SWP1-8 SWP1-8MMF SWP1-16MMF
電源 AC IN端子:AC100V-240V, 50/60Hz, ロック機構付き端子
EXT DC INPUT端子:24VDC±2V, 1A, XLR-4-32タイプ端子
消費電力 11W 11W 16W
寸法 W480 × H44 × D362 (mm)
質量 4.2 kg 4.2 kg 4.6 kg
温度範囲 動作温度範囲:0-40°C 保管温度範囲:‒20-60°C
付属品 AC電源コード、取扱説明書
別売オプション MMF-SWP1 (Optical expansion unit)

インターフェース仕様

端子 フォーマット レベル コネクター
1-8 *1
1-8,13-16 *2 *3
IEEE802.3 10BASE-T/100BASE-TX/
1000BASE-T
etherCON CAT5e
9-12 *2 *3 IEEE802.3 10BASE-T/100BASE-TX/
1000BASE-T
RJ-45
9,10 *4 17,18 *5 *8 IEEE802.3 1000BASE-SX opticalCON
CONSOLE (RS-232C) - RS-232C RJ-45 *6
EXT DC INPUT - - XLR-4-32 type *7
  • *1 SWP1-8MMF、SWP1-8
  • *2 SWP1-16MMF
  • *3 AutoMDI/MDI-X 対応
  • *4 SWP1-8MMFではポート10はオプション対応、SWP1-8ではポート9、10ともにオプション対応
  • *5 SWP1-16MMFではポート18はオプション対応
  • *6 ピンアサインはピン配置を参照
  • *7 4pin=+24VDC、1pin=GND、2,3pin=N.C.
    外部電源要求仕様: 24VDC±2V、1A
  • *8 適合線材: GI型のコア径/クラッド径が約50μm/125μmのマルチモードファイバーケーブル
    最大ケーブル長: 300m
  • *文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
  • ※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
    発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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