ティンパニの叩き方
ティンパニのチューニングの仕方

ヘッドとフープは中央にセットします。全てのチューニングボルトが垂直に入っているかどうかもチェックしてください。

ヘッドのチューニング

ヘッドやフープがズレている場合には、チューニングボルトをゆるめてセットしなおします。そのとき注意しなければならないのは、ペダル式の場合は、ヘッドをゆるめるとペダルが急に戻るので、足でしっかりとペダルを踏んでおくか、木片などをかませておくことです。
ハンドル式の場合は、ハンドルを左(時計と逆方向)に回し、止まった所から半回転ほど右へ回してから、各チューニングボルトをヘッドの張力がなくなるまで、ゆるめて、ヘッドやフープを調整します。

ペダル式

各チューニングボルトを、少しずつ均等に締めていき、そのサイズに指定されている最低音に合わせます。
手締め式の場合は、演奏の都度、使いたい音程に調整します。サイズによって音域が決まっていますので、その範囲で使用してください。

ペダル式、ハンドル式の各サイズの最低音=インチ

ペダル式、ハンドル式の各サイズの最低音=インチ

手締め式でヘッドがプラスチックヘッドの場合、使い込んでいけば、ボルトをまわす回数で目指す音にできるようになります。曲中に音程を変える場合、チューニングをするときに、次の音はそれぞれのボルトを何回まわせばよいか覚えておくとよいでしょう。また、両手で対角のボルトを同時にまわせるようになるとスムーズに音を変えられます。

各サイズの音域=インチ

各サイズの音域=インチ

ペダル式は、バランス調整がとても重要です。ヘッドの張力とスプリングでバランスをとっていますので、寿命の切れたヘッドの場合はバランスをとることができません。もし、ヘッドを1年~1年半以上使用していれば、交換してください。

ペダルのバランス調整は、通常の音域から外れたチューニングにすると、バランスが崩れてしまいます。バランスがとれていない場合には、最初に、各サイズに指定されている最低音に正しくチューニングされているかどうかをチェックしてください。

ヘッド及びチューニングが良好にもかかわらず、バランスがとれていない場合には、スプリング調整ボルトをチューニングキーで回して、調整します。

叩いたときに音程が上がったり、足を離すとペダルのかかとが上がったりする場合には、スプリング調整ボルトを左に回してスプリングをゆるめます。

スプリング調整ボルト

叩いたときに音程が下がったり、足を離すとペダルのつま先が上がったりする場合には、スプリング調整ボルトを右に回してスプリングを強くします。

スプリング調整ボルトをゆるめすぎると、ペダルがヘッドの張力で一気に戻ることがありますのでご注意ください。

ヤマハのティンパニのTP-7000H~5000シリーズにはPAC(Pedal Adjustment Clutch)機構が装備されており、内部の摩擦抵抗を変化させることでペダルの動きを重くしたり軽くしたり調整することができます。これはバランススプリングの調整と全く独立した機能です。

調整ボルトを右(時計方向)へ回せばペダルが重くなり、左へ廻せば軽くなります。好みに応じて調整してください。

調整ボルト

チューニングインジケーターを調整する場合、まず、ティンパニの音程を、そのサイズの最低音に合わせます。

最低音のときに、チューニングインジケーターの音名指示駒が示す位置に一番下の音名表示板(29インチではF)を移動させます。(表示板は手で簡単に動かせます。)

指示駒が端に振り切っている場合には、微調整が必要です。その場合、まず調整ナットをスパナ等でゆるめ、調整ネジを回して指示駒を移動させます。出来上がったら、ナットをもう1度締めておきます。

以下、順次ペダルやハンドルで各音程にチューニングして、その都度、音名表示板をスライドさせて、指示駒の指示する位置に合わせます。

チューニングインジケーターの止めネジは、プラスのドライバーでゆるめると、インジケーター全体の角度を変えることができます。

チューニングインジケーターの調整