ハーモニカの成り立ち
ハーモニカ誕生ストーリー

ハーモニカの発明者がだれなのかには諸説がありますが、その一人として、ベルリンの楽器職人、クリスティアン・フリードリヒ・ブッシュマンの名前が挙げられます。
ブッシュマンは、1821年、16歳の時、オルガンの調律用に鉄製リードを付けた笛をつくり、行く先々でメロディを奏でるなどして披露していたそうです。その笛の構造をさまざまな人が試して、次第に現在のハーモニカのかたちができ上がってきたようです。

ドイツのハーモニカが日本に初めて輸入されたのは、1896年。その際は西洋横笛と呼ばれていました。それがやがてマウスオルガンや口琴(こうきん)などとも言われ、1900年頃には現在のハーモニカという名称が定着しました。
実は、ドイツでハーモニカというと、日本でいうハーモニカとアコーディオンの両方を指すそうです。蛇腹(じゃばら)を押したり引いたりして風を送って音を出すアコーディオンも、やはりリード楽器の一つなのです。

アコーディオン

内側で金属のリードが発音するアコーディオン

ヤマハのハーモニカ

かつての10穴クロマチック、蝶がトレードマークだった

1914年、ヤマハの前身である日本楽器製造は蝶をトレードマークにしたハーモニカの製造を始めました。すぐに海外へも輸出を開始し、世界各国で演奏されるようになります。その後しばらく製造を中止しますが、1945年10月には再開。現在では蝶のマークは使われていませんが、ヤマハのハーモニカは今日も、美しい音色と堅牢な造りで人々を楽しませています。