チェレスタのマメ知識
5オクターブあれば十分?!

世の中にあるチェレスタの曲を150曲ほど集め、その音域を調べたところ、まず、4オクターブあれば8割の曲は弾けることがわかりました。実際、1886年にミュステルがチェレスタを発明した時点で、すでに4オクターブの音域がありました。その音域の曲が、今も大半を占めているのです。
20世紀に作曲されたホルストの「惑星」やレスピーギの「ローマの松」、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を弾くには、5オクターブの音域が必要ですが、いずれにしても、5オクターブでほとんどの曲は弾けます。
しかし、有名なクラシックで2曲だけ、もっと低音域がほしい曲もあります。それは、グスタフ・マーラーの「交響曲第6番」と、レナード・バーンスタインの「交響曲第2番」です。 それらに現代曲を演奏することも考えて、ヤマハでは最大5 1/2オクターブのチェレスタも用意しています。1/2オクターブは5音。この5音の低い音を出すために大きな共鳴箱を組み込んでおり、アクションも複雑になっています。