アコースティックギターのお手入れ
基本的なお手入れは?

ギターを弾き終わったらすぐに楽器専用のクロスでカラ拭き。それだけでギターは長持ちするようになります。ギターについた手の脂や汗は、小さな傷からボディや指板に入り込むとひび割れの原因になることがあります。演奏後すぐに脂や汗をふき取ることで事前にトラブルを防止できます。ただし、楽器によってはシリコンの影響で塗装が変質することもあるので、シリコンの含まれない専用のクロスを用意しましょう。

楽器専用のクロスでカラ拭き

古くなった弦は、音が悪くなるだけでなく、音程も合わなくなってしまいます。したがって定期的に交換する必要があるわけです。交換の頻度は弾き方にもよります。毎日演奏する人なら1ヶ月に1度か数週間に1度。そこまでは弾かないという人でも、できれば3ヶ月に1度くらいのペースで交換しましょう。

  1. 1.弦を張り替える時には、まず、ペグを回す方向を確認しましょう。1~3弦用のペグは正面から見て時計回りの巻き方、4~6弦用のペグは反時計回りになっているのが普通です。

    ペグを回す方向
  2. 2.ブリッジに弦を差し込むときには、ブリッジピンも一緒に差し込み、軽く弦を引っぱり、遊びがないよう確認します。

    ブリッジに弦を差し込む様子
  3. 3.弦をペグに取付ける時は2~3巻きを目標に。1巻き目は差し込んだ弦の上側を、2巻き目からは下側を巻き、差し込んだ弦を挟むようにすると、緩まずしっかりと巻きつけることができます。

    弦をペグに取付ける時は2~3巻きを目標に

弦を交換するのと同時に、指板にレモンオイルかオレンジオイルを塗っておきましょう。過度の乾燥を防ぎ、しっとりとしたフィーリングを保てます。