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読売新聞│配信日:2020年1月20日│配信テーマ:Jポップ  

[ALL ABOUT]Snow Man ジャニーズ同時デビュー第2弾


 ◇Pop Style vol.681
 ◆ただ 上を目指して 
 デビュー間近のジャニーズ勢の2週連続企画。今週は、ダンスやアクロバットで魅了するグループ「Snow Man」の登場だ。元々、気象予報士、筋肉自慢、アニメ好きなど個性派ぞろい。その中に、1年前からラウールさん、目黒蓮さん、向井康二さんが加わり、よりパワーアップした。大所帯9人の座談会はにぎやか! それでいてチームワークも絶妙なのだ。
 ◆9人体制 
 ——この1年を振り返っての思いは?
 佐久間大介(以下・佐) 9人になり、横浜アリーナでライブをして、大事な経験をさせてもらった。昨春の「滝沢歌舞伎」は、滝沢(秀明)君が張っていたセンターを僕たちが受け継ぐ責任感もあり、座長として背中を次の子たちに見せる意味でも緊張した。成功を収められたのは、スタッフやファンの支えのお陰。
 ——メンバーが増えたことについては?
 深澤辰哉(以下・深) 3人に加入してもらう話に参加させてもらい、9人で頑張っていこうと決断したのは僕ら自身。絶対、成功すると確信した。
 目黒蓮 加入を聞いた時は正直ビックリしたけれど、色々なことを教えてくれたSnow Manと一緒にやらせてもらえる、求められるというのはうれしいことでした。
 ——関西ジャニーズJr.だった向井さん。文化の違いを感じました?
 向井康二(以下・向) 間? うん。間? かな? あと電車すかね。何線乗ってるとかごめんなさい、言えないんですけど。
 佐 近鉄奈良線とは違うよね。
 向 乗り換えがね、大変。あと駅の出口が多い。多すぎる。
 深 え、これ何の話? 広げないで。
 向 加入してどう? ということね。重みというか、ラストチャンスというか、ふんどしを締め直す感じがありました。
 ラウール(以下・ラ) 同じJr.だけど次元が違う大先輩。未熟な僕を受け入れる体制を作ってくれたみんなと、温かく迎えてくれたファンに対する感謝を、自分の表現やパフォーマンスで返していけたらいいなと思っています。
 阿部亮平(以下・阿) ラウールは「少年忍者」にいた時から、ダンスがうまくて注目していた。仕事に対する考え方もしっかりしていて感心。ちょっと不自然だったけど最初から最年長のふっか(深澤)をいじっていて不安はないなと思った。
 深 かわいかったね。
 ——待望のデビュー。今まで後輩グループに先を越されて心が折れなかった?
 宮舘涼太 自分の好きなことができているので、とことん突き詰めたいという思いだけでした。後輩がデビューしたからといって気持ちが動いているようじゃ、この世界やっていけない。
 岩本照(以下・岩) デビューが全てじゃないし、Jr.の期間だからこそ色々なことを教わることができた。別の人に何かが起こったから、自分の思いを諦めるというのは違うと思う。俺たちは俺たちとしてやってきた。
 ◆運命の日  
 ——デビューを告げられた時の思いは?
 渡辺翔太(以下・渡) 3人が加わり、滝沢歌舞伎に主演し、最後のチャンスかなという覚悟があった。昨年6月28日、ジャニーさんの病室で、滝沢君からデビューを告げられる時間を共有できたのは、今後の人生で二度とないぐらいの大きなことでした。ジャニーさんの病状が重かったので、声を出して喜ぶのではなく、かみしめました。SixTONESと一緒に15人でジャニーさんを囲んで、お礼をしましたね。「ジャニーさんありがとう」言うて。「ありがとう」言うて。
 深 なんで関西弁? しかも2回。
 渡 重くなったら嫌だなと思って、まろやかにしました。関西弁ってつられちゃう。
 ——向井さん、影響を与えていますか?
 向 関西弁? ん〜どう思います?
 一同 「なんで聞く?」「あいつ面倒くせーなあ」
 阿 約1か月後、東京ドームでファンに伝える機会では、感謝という気持ちしかなかった。僕たちのデビューは本当にファンなくしてはあり得なかったから。
 ◆ライバル
 ——SixTONESとの同時デビューについては?
 深 ジャニーズの歴史で初のこと。ライバルであり仲間のチームと一緒にデビューできることは、恵まれていると思う。
 ——結果として数字が出てしまうが。
 ラ 気にしないでぶち上がってるぐらいの方がいい。数字は、その後についてくる。広い世界で考えたら、SixTONESを上回ったら満足かと言ったらそうじゃない。ずっと上を目指していくだけ。
 渡 かっこいいね。
 向 俺も、それ乗るわ。
 渡 「VS」って対になるという意味もある。前でも後ろでもなく横に意識し合える相手がいるのは、逆に贅沢(ぜいたく)なこと。熱量がずっと保てる状況だと思う。
 深 向こうのチームの何人かと飯行って、いつデビューできるんだろうねって話をして、苦楽を共にしてきた仲だから。
 ——9人でも月1回、食事に行くそうですね。
 向 何でそんなこと知ってるんですか!
 阿 調べてきてくれたんだよ(笑)。
 深 ちょうど、この後に行くんです。
 ——今日はどちらへ?
 向 言うな。ついてくるぞ!
 佐 シュラスコです。
 ——中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」から表彰されましたね。
 ラ 授賞式典に出たことをきっかけにフォロワーが40万人にもなった。でもウェイボーは8億人がやっているので、まだチリみたいなもの。甘えたくない。
 岩 式典を裏で待っていた時、ステージの前の部屋に誘導されると思って、中国語を確認しながら「リラックスしようぜ」って言って歩いていったら、いきなりステージ。「え? あ、謝謝(シェシェ)」って。ハプニングを経験させてもらって勉強になった。
 ——今年の目標は?
 佐 まず、アジアツアーを成功させたい。世界に羽ばたいて、日本に帰ってきて豪華なグループだと思われたい。あと、アニメの主題歌とか担当させてもらいたい。
 一同 「おい、自分!」「君、君」「やりたい気持ちは分かるけど」
 
 ◆疾走感あふれるデビュー曲 
 デビュー曲「D.D.」(22日発売、エイベックス)
「Snow Man VS SixTONES」名義で、SixTONESの「Imitation Rain」との両A面シングルとして発売。近未来的な空間でめまぐるしいダンスが繰り広げられるミュージックビデオは、リピート必至。宮舘さん、岩本さん、佐久間さんの3人による同時バク宙は、見事にシンクロする。
 「ジャニーズのデビュー曲にしては珍しいぐらい疾走感がある曲。9人ならではのアクロバットやパフォーマンスがあり、フォーメーションの変化が激しいので体力を使いますが、聴いてくれる方に届いたらいいなという思いを込めている。僕らの歩んできた道とリンクしている歌詞も共感してもらえると思う」(宮舘)
 
 〈教えて!YOUは○○MAN?〉
 グループ名にちなんで質問! 「——Man」と言えば? 趣味や特技が際立つ3人を選んでもらいました。オシャレなのは誰? スイーツ好きは?(圧倒的な方は、1人で3人分カウントされました)
  
 〈ココがすごい〉 
 同日にデビューするSixTONESの6人から、「Snow Manのここがすごい!」を聞きました。
 ・ジェシーさん ジャニーズJr.の教科書的存在。とりあえずSnow Man見とけば間違いないと感じていました。1、2年だけ先輩なんですけど、昔の映像とかを見てもずば抜けてすごかった。リハからずっと完璧なのはダテ(宮舘)さんですよね。いつ休憩してるんだろう。
 ・京本大我さん 以前から「滝沢歌舞伎」などでお仕事を一緒にしていたこともあり、ストイックなプロ集団というイメージが強い。僕らはふざけて「無理っ!」って言っちゃうけど、彼らは黙々と前を見据えて仕事を全うする。特に宮(宮舘)ちゃん、岩本君は弱音をはかない。
 ・松村北斗さん 深澤君は、周りのバランスを考えたり、困っている人いないか声をかけたりしてくれる人。僕も気にかけてもらった。対になるグループとして見ていて、深澤君がいればSnow Manは大丈夫だろうなと安心する。すてきな方です。
 ・高地優吾さん 以前は、先輩の指導の伝達係となるのがSnow Manだった。今では考えられないけれど、渡辺翔太君と佐久間大介君が2トップで怖かった。嫌われ役を買ってでも、仕事や礼儀を教えてくれたと思う。彼らがいなければ僕らも成長できなかった。
 ・森本慎太郎さん 何でもできる兄貴的な存在で、色々教えてもらった。さっくん(佐久間)とか、阿部ちゃんは先輩としての姿勢も示しつつ、周りを見て現場を明るくする言動も取れる。締めるところは締め、オンオフの切り替えができる人たちで、すごく憧れますね。
 ・田中樹さん 9人体制となって1年目とは思えないクオリティーを出せるのがすごい。僕らも5人でライブをした時、印象がだいぶ変わった。あのサイボーグ集団の中になじんでパフォーマンスする目黒君、(向井)康二君、ラウールは、相当な体力、実力の持ち主。
 
 ◇スノーマン ジャニーズJr.のユニット「Mis Snow Man」を前身とし、2012年に結成。ミュージカル「滝沢歌舞伎」、タッキー&翼、Kis‐My‐Ft2、A.B.C‐Zなどのバックダンサーとして舞台に数多く出演し、アクロバットが得意な職人集団として活躍。19年1月から9人体制。
  
 ◇岩本照(ひかる) 1993年5月17日生まれ、埼玉県出身。「SASUKE」にも出演するジャニーズ屈指の肉体派。
 ◇深澤辰哉     1992年5月5日生まれ、東京都出身。ジャニーズの先輩のモノマネが得意なバラエティー派。
 ◇ラウール     2003年6月27日生まれ、東京都出身。最年少にしてセンター、高身長。父はベネズエラ人。
 ◇渡辺翔太     1992年11月5日生まれ、東京都出身。美声で歌の主要部を担当。お肌の手入れなど美を追究する。
 ◇向井康二     1994年6月21日生まれ、大阪府出身。母はタイ人で、ムエタイ教室でスカウトされる。語学も堪能。
 ◇阿部亮平     1993年11月27日生まれ、千葉県出身。理系男子で上智大大学院修了、気象予報士資格を持つ。
 ◇目黒蓮      1997年2月16日生まれ、東京都出身。ファッション誌「FINEBOYS」のモデルを務める。
 ◇宮舘涼太     1993年3月25日生まれ、東京都出身。貴公子然とした気品ある顔立ちを崩さない胆力の持ち主。
 ◇佐久間大介    1992年7月5日生まれ、東京都出身。身体能力に秀でたアニメ好き。アクロバットヲタ芸も。


 ◇文・清川仁
 
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読売新聞2020年1月15日読売新聞記事(1版)掲載 執筆記者:清川仁

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