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毎日新聞│配信日:2018年4月16日│配信テーマ:クラシック  

<特薦盤>クラシック 梅津時比古・選


 ■長島剛子(ソプラノ)、梅本実(ピアノ)/遠望〜ヘルダーリンの詩による歌曲(Rec−lab)

 ヘルダーリン(1770〜1843年)の詩は、孤独な精神の震えを宿している。それはロマン派より現代の感性に訴える性向を持っているのだろうか。20世紀の作曲家が多く曲を付け、そのどれもが自然な趣を得ている。それらの中からプフィッツナー、リゲティ、リーム、ヒンデミット、そしてそれほどには知られていないヘルマン・ロイター、ヴォルフガング・フォルトナー、ヴィクトール・ウルマン、デートレフ・ミュラー・ジーメンスの曲を集めたこのCDは、声のドイツ語の響き、そして言葉としてのピアノの音色が融合し、ヘルダーリンの精神を深く体現している。

毎日新聞2018年4月10日東京夕刊(1版)掲載 執筆記者:梅津時比古

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