[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

川崎浩:記事一覧

毎日新聞 │配信日: 2018/10/15

<らっこ・ライブ・レビュー>はたけやま裕 銀河を進む少年のように

 ステージの中央に並べられた楽器群は、見ようによっては、SF的な乗り物の操縦席のように見える。会場が、天井の高い木質空間ゆえ物静かなたたずまいを見せているから、その「操縦席」は異彩を放つ。知る者には、それが何十という打楽器の集合体と分かるのだが、初めての人には、「何事が...

毎日新聞 │配信日: 2018/10/15

<Topics>タイムファイブが新盤 記念年、好きなことやる お気に入りだけ収録「名曲集」

 浦沢直樹の漫画「20世紀少年」を持ち出すまでもなく、大阪万博が開催された1970年は、日本人にとって特別な区切りだった。60年代末の学生運動が収束し、お祭り騒ぎの万博がまぶしい光を放つ中、訪れるオイルショックの闇を予感することなく、まっしぐらに進むことが許された時代の...

毎日新聞 │配信日: 2018/10/15

<演歌・歌謡ラボ>小沢あきこ/森山愛子=専門編集委員・川崎浩

 ◇小沢あきこ 地元演歌で艶を出す 演歌の属性の一つに「地域性」がある。この要素は、フォーク、ニューミュージックまでは使ったが、Jポップではまず存在しない。空間イメージの限定は「格好よくない」のであろうか。その点、演歌は水森かおりを代表として「ご当地もの」の人気は根強い...

毎日新聞 │配信日: 2018/10/8

<らっこ・アーティスト>水樹奈々 自分を探し求める超戦士

 台風の影響などなければ、水樹奈々は、29日の今ごろ台湾の国立体育大学体育館で公演中だろうか。来月13日には中国・上海ヒマラヤセンター大観舞台でもソロコンサートを行う。「楽しみだけど、普段通りを心掛ける」と本人はいたって冷静。世界中に日本のアニメ文化が広がり、その最前線...

毎日新聞 │配信日: 2018/10/8

<POPSこぼれっ話>個性派女性サックス奏者

 秋風を感じると、情熱と哀愁の重なり合ったジャズサックスの音色が心にしみてくる。と、あたりを見渡すと、個性的な女性奏者が実に元気!! 異なるキャラクターの3人を紹介してみたい。 最も正統的本格派が寺久保エレナ。この春「リトル・ガール・パワー」(キング)を初めて日本の仲間...

毎日新聞 │配信日: 2018/10/1

<演歌・歌謡ラボ>クミコ/三浦明利=専門編集委員・川崎浩

 ◇クミコ 究極を歌う難しさ 大衆音楽は明るく楽しければ成立する、というものではない。シャンソンの例を引くまでもなく、生き死にや世界の成り立ちにまで踏み込む歌も少なくないのである。クミコが今歌うのは、アメリカの「9・11」同時多発テロの追悼集会で朗読されて注目された詩を...

毎日新聞 │配信日: 2018/10/1

<Topics>瀬川昌久が昭和流行歌集 94歳、歌と共に生きてきた

 94歳にしてなお、ジャズ中心に評論活動を行う音楽界の重鎮・瀬川昌久が、思い出の曲を集めた2枚組みCD「瀬川昌久94才 僕の愛した昭和モダン流行歌」(コロムビア)を発表し話題である。宣伝コピーは「これを聴いたおかげで長生きできた」。健康長寿の秘訣(ひけつ)が聴ける? 瀬...

毎日新聞 │配信日: 2018/9/24

<らっこ・アーティスト>村上“ポンタ”秀一 悟りの境地学ぶ日々

 最近「神」が安っぽくないか。ちょっと目立てば、すぐ枕に「神」が付く。見聞き経験したことがない事柄となれば、無自覚に「神」の名を呼ぶ。神はそんな地上レベルにまで降りてきているのか。いや、神そのものに罪があるわけはないのだろう。 ドラマー・村上“ポンタ”秀一の枕に「神」が...

毎日新聞 │配信日: 2018/9/24

<特薦盤>歌謡曲・ポップス 川崎浩・選

 ■アッコがおまかせ/バリアス・アーティスト(ユニバーサル) デビュー50周年活動中の和田アキ子の持ち歌を人気歌手13組が歌った企画アルバム。テレビ番組をもじったタイトルとビートたけしが描いたジャケットが笑わせるが、中身の歌は大真面目。MISIA「もう一度ふたりで歌いた...

毎日新聞 │配信日: 2018/9/24

<Interview>佐山雅弘 人生は前進してこそ 胃がん押しアルバム「B’Ridge」発表

 「『血圧が60を下回っています。危篤状態です』って、昨年言われてね。まあ、これまで3回くらい危篤になってるんだけどさ」 ジャズピアニスト・佐山雅弘は、しれっと語り始めた。1953年11月生まれの佐山は、ベテランの域に入っているものの、音大での後進の育成や他ジャンルとの...