[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

伊熊よし子:記事一覧

ライター記事 │配信日: 2017/4/27

世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニスト、グリゴリー・ソコロフのCD&DVDが登場

 長年、「幻のピアニスト」と呼ばれ、現在はヨーロッパで活発な演奏活動を行い、そのつど大きな話題を呼んでいるロシアのグリゴリー・ソコロフは、いま世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニストではないだろうか。 もちろん、1990年以降は来日公演がないため、日本...

ライター記事 │配信日: 2017/3/30

世界有数のオペラハウス、コンサートホールで聴く音楽は、聴き手を異次元の世界へと運んでくれる

 世界には高度な音響を誇り、威風堂々とした外観と凝った内装をもつオペラハウスやコンサートホールがいくつも存在する。 そのなかで、とりわけ伝統と格式を重んじているのがヨーロッパのオペラ界を代表し、イタリア・オペラの最高峰に君臨するミラノ・スカラ座である。 通常のオペラハウ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/23

ラファウ・ブレハッチの新譜は、待望の《バッハ・リサイタル》

 ポーランド出身のピアニスト、ラファウ・ブレハッチは、2005年のショパン国際ピアノ・コンクールの覇者である。同コンクールでは、マズルカ賞、ポロネーズ賞、ソナタ賞、コンチェルト賞などの副賞をすべてひとりで授賞するというコンクール史上初の快挙を成し遂げた逸材で、そのピアノ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/16

木のぬくもりを感じるしいきアルゲリッチハウスのすばらしい音響

 3月4日、別府のしいきアルゲリッチハウスに講演に行った。これは別府アルゲリッチ音楽祭実行委員会の主催によるもので、「クラック音楽との出会いによる未来創造事業」の一環として催され、私の講演のテーマは「ピアノと室内楽の楽しみ」である。 しいきアルゲリッチハウスは、毎年5月...

ライター記事 │配信日: 2017/3/9

新たなカデンツァで新境地を拓く、イザベル・ファウストのモーツァルト

 よくヴァイオリンとピアノのデュオは結婚に例えられ、世界中のヴァイオリニストが人間性と音楽性のピタリと合う相手(ピアニスト)を探しているものの、なかなか見つからないのが現状だ。 そのなかでドイツ出身のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストは、ロシアの才能豊かなピアニスト...

ライター記事 │配信日: 2017/2/23

ヨーヨー・マと旅するシルクロード

世界的なチェリスト、ヨーヨー・マは、常に新しいことを探し求め、自己の可能性を追求し、未知のことに挑戦するポジティブな精神をもち続けている。それは、クラシックからポップス、ジャズ、タンゴ、映画音楽、さまざまな民族音楽まで、幅広いレパートリーをもつことに現れている。「私は...

ライター記事 │配信日: 2017/2/16

キング・オブ・テノール、プラシド・ドミンゴの輝かしいオペラ・アリア

「キング・オブ・テノール」と称され、50年間に渡りオペラ界のトップ歌手として147ロール(役)をうたい、いまなお主役をうたい続けているプラシド・ドミンゴ。 彼が3月13日にソプラノのルネ・フレミングと来日し、たった一夜のデュオ・コンサート(東京国際フォーラムA 19:3...

ライター記事 │配信日: 2017/2/9

ヴィルフリート・ラムザイアー=ゴルバッハウィーン・フィルを語る ⑥

 ウィーンの楽友協会裏手には、ヴィルフリート・ラムザイアー=ゴルバッハのヴァイオリン製作工房がある。ここはウィーン・フィルの弦楽器の修復を一手に引き受けているところで、常時4人が待機し、さまざまな修復を行い、コンサートに向けて美しい音を蘇らせる。この工房は楽友協会の建物...

ライター記事 │配信日: 2017/2/2

フォルクハルト・シュトイデ ウィーン・フィルを語る⑤

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(以下ウィーン・フィル)は、コンサートマスターの席が空くと、公募が行われる。1994年からコンサートマスターを務めるフォルクハルト・シュトイデは、恩師から勧められ、ウィーン・フィル(ウィーン国立歌劇場管弦楽団)のオーディションを受けた。...