"I Play Yamaha"
Thomas Hooten

[ 画像 ] Thomas Hooten

フロリダ州タンパ出身。南フロリダ大学を卒業後、ライス大学修士課程を修了。これまでにトランペットをアルマンド・ギターラ、ジョン・ハグストロム、ドン・オーウェンの各氏に師事。2000年、米国大統領直轄の海軍軍楽隊にトランペット、コルネット奏者として入団。在籍中はソリストも務めながら、フリーの室内楽、オーケストラ奏者としても活躍し、ワシントン・ナショナル交響楽団、ワシントン・シンフォニック・ブラス、ボルティモワ交響楽団などで演奏活動を行った。海軍軍楽隊に在籍中にリッチモンド交響楽団の二番奏者のオーディションに合格し、両方の団体で2004年まで活躍した。
その後、インディアナポリス交響楽団のアシスタント首席奏者(2004~2006年)、アトランタ交響楽団首席奏者(2006~2012年)を歴任。アトランタ交響楽団在籍時には、優れた音楽性、リーダーシップ、協調性を備え、地域コミュニティへの貢献度が高い人物に贈られる、マーベル・ドーン・リーダー名誉賞の初の受賞者となった。現在はロサンジェルス・フィルハーモニック首席奏者を務める。さらには客演首席奏者としてセントルイス交響楽団、グランド・ティートン音楽祭などでも演奏を行っている。
ソリストとしてもアトランタ交響楽団、アメリカ空軍バンド、リッチモンド交響楽団などと協演。これまでにアトランタのケネソー州立大学やアスペン音楽祭で後進の指導にあたるほか、ジュリアード音楽院、ノースウェスタン大学、インディアナ大学を始めとするアメリカ国内の数々の学校でマスタークラスやリサイタルを行う。
ロサンジェルス ・フィルハーモニックで録音した、グスタフ・マーラー作曲『交響曲第9番』、ヴィトルト・ルトスワフスキ作曲『交響曲第1番』、アトランタ交響楽団で録音したアレクサンドル・スクリャービン作曲『法悦の詩』などでその卓越した演奏を聴くことができる。2011年には初のソロアルバムとなる『トランペット・コール(Trumpet Call)』をリリースするなど第一線で活躍を続けている。

YTR-9445CHS