"I Play Yamaha"
Randy Brecker

[ 画像 ] Randy Brecker

1945年フィラデルフィア生まれ。音楽を愛する一家の中で、早くから音楽の才能が開花する。
1963年から66年までインディアナ大学に通い、ニューヨークに移住しクラーク・テリー・ビッグバンドのような著名ジャズバンドとの演奏活動を行った。
その後、ブラッド・スエット・アンド・ティアーズに加入し、ジャズロックの分野へ進出し、脱退後はホレス・シルバー・クインテットに参加し、1968年には最初のリーダー・アルバム「スコア」をリリースした。その際当時19歳でまだ無名だった弟、マイケル・ブレッカーをテナーサクソフォン奏者として起用した。
70年代前半には、ラリー・コリエル、スティービー・ワンダー、ビリー・コブハムのような多くの著名なアーティストと共演、1975年にはマイケルとともに、自身のバンドであるブレッカー・ブラザーズを結成、合計6枚のアルバムをリリースした。ブレッカー・ブラザーズは1975年から81年にかけてグラミー賞に7回ノミネートされ、ミュージックシーンに多大な影響を与えた。バンドを解散して10年後にあたる1992年には、マイケルとブレッカー・ブラザーズを再結成し、世界ツアーを行なった。そのときにGRPレコードからリリースされた「リターン・オブ・ブレッカー・ブラザーズ」はグラミー賞3部門にノミネート、次いで1994年秋にリリースされた、「アウト・オブ・ループ」は、2つのグラミー賞を獲得した。
その後ランディは、2003年ESCレコードからリリースした「サーティフォース・アンド・レックス」がグラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム部門を獲得し3つ目のグラミー賞を、また2007年には「ランディー・ブレッカー・ライブ・ウィズWDRビッグバンド」で4つ目のグラミー賞を獲得した。
しかし一方で、同年1月13日には弟・マイケルが他界するという悲劇にも見舞われた。2008年には多くのブラジルの著名アーティストと共演しサンパウロで録音された「ランディー・イン・ブラジル」が、グラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム部門を受賞。これまでに5つのグラミー賞を獲得している。
作曲家、演奏家としての活躍に加え、ヤマハ主催のクリニックなどを通じ世界中のアーティストに影響を及ぼし続けながらも、彼は自身について、まだまだ駆け出し、という意識でいると語っている。

YTR-8335G(生産完了品)

ランディ・ブレッカー インタビュー