"I Play Yamaha"
Phil Vassar

1987年にテネシー州ナッシュビルに移り、それから10年を費やしてフィルはついに頂点へとたどり着いた。90年代中頃まではクラブ兼レストランを経営しながら、週末に演奏を行っていたが、90年代後半になり、彼の歌がカントリー界の主要プレーヤー達（ティム・マッグロウ、アラン・ジャクソン、ジョ・ディ・メッシーナ、コリン・レイ）によりレコーディングされるようになると、徐々にソングライターとして認められるようになり、ソロとしてのキャリアを踏み出していった。2000年にリリースされたデビュー・アルバムはゴールド・ディスクを獲得。Billboard誌では最優秀新人カントリー・アーティスト（Top New Country Artist of the Year）、Music Row Magazine誌では最躍進アーティスト（Breakthrough Artist of the Year）など、音楽各誌が数々の賞にフィルの名前を挙げた。2001年には、CMAでホライゾン賞（Horizon Award）に輝く一方、ASCAPは同年の最優秀カントリー・アーティスト／ソングライター（Country Artist/Songwriter of the Year）に彼を選出している。また翌年のAcademy of Country Musicでは、最優秀新人男性ヴォーカリスト（Top New Male Vocalist）の栄誉に輝いた。2003年、セカンド・アルバム「American Child」をリリース。フィルはヤマハグランドピアノだけではなくMOTIF、P200、P250 と PSR9000 キーボードも作曲と演奏に使用している。