ヤマハグループ国内全生産拠点14拠点で廃棄物ゼロエミッションを達成

2005年5月末のヤマハ(株)国内全生産拠点6拠点に続いて、2008年3月末に国内のヤマハグループの8生産拠点全てで、廃棄物ゼロエミッション(Zero Emission)*を達成しました。

ヤマハグループの製品は、アコースティック楽器、電子楽器、オーディオ機器、情報通信機器、半導体、自動車用内装部品、住宅用設備機器等、幅広い領域に及んでいます。そのため生産工程で使用する原材料も多種多様で、生産拠点から発生する廃棄物も多岐にわたっていますが、従来から廃棄物の排出量を抑制しながら再資源化に取り組んでまいりました。また、社会的にも、最終処分場が不足していることからこれまで埋め立てられていた廃棄物を資源として有効活用して、埋立量を減らすことが求められています。ヤマハグループでは、「廃棄物の最終埋立処分量を発生量の1%以下にする」ことをゼロエミッションと定義し、 2003年からヤマハ(株)で活動を始め、2005年からはグループ企業にも拡大して積極的に推進してまいりました。このほど書類等の確認作業が無事終了し、当初の目標どおりに2008年3月末をもって、国内全生産拠点でゼロエミッションを達成することができました。
この結果、国内のヤマハグループ全生産拠点での廃棄物の最終埋立処分量の発生量に占める割合は、活動開始前の2002年度では14.7%でしたが、2007年度には0.06%と大幅に減少させることができました。

拠点 所在地 事業概要 達成時期
ヤマハ(株)豊岡工場 磐田市 電子楽器、管弦打楽器、PA機器、電子部品の製造、開発 2004年3月末
ヤマハ(株)掛川工場 掛川市 ピアノ、ハイブリッドピアノ、電子型ピアノの製造・開発 2004年6月末
ヤマハ(株)天竜工場 浜松市 ゴルフクラブの開発、木質関連の技術開発 2005年3月末
ヤマハ(株)埼玉工場 埼玉県
ふじみの市
管楽器の製造 2005年4月末
ヤマハ(株)本社地区
(本社・工場)
浜松市 グランドピアノの製造およびAV機器、電子機器、防音室などの研究、開発、販売ならびに統括業務 2005年4月末
ヤマハ(株)磐田工場 磐田市 ピアノフレームの製造 2005年5月末
ヤマハ鹿児島セミコンダクタ(株) 鹿児島県
姶良郡
半導体特定用途向LSIの製造 2003年5月末
ディーエス(株) 袋井市 AV機器等の基板・部品組立、スピーカー生産、検査器・PCB設計 2005年10月末
ヤマハファインテック(株) 浜松市 自動車用内装部品の製造・販売、金型の設計、マグネシウム・プラスティック成型部品・FA設備等の設計・製造・販売 2006年2月末
桜庭木材(株) 秋田県
北秋田市
ピアノ用木材の製材、部品加工、木工品の製造・販売 2006年3月末
ヤマハリビングテック(株)
(ヤマハリビングプロダクツ(株)含む)
浜松市 住宅設備機器の開発・製造・販売 2006年7月末
ワイピーウインズ(株) 磐田市 管楽器他金属部品の加工、組立 2007年3月末
山梨工芸(株) 掛川市 ピアノ用木材部品加工、UP支柱生産、家具工芸品の製造・販売 2007年6月末
ヤマハミュージッククラフト(株) 浜松市 サイレントシリーズ(弦楽器)、ギター、音板打楽器等の製造 2008年3月末

2007年11月30日付でDOWAメタルテック(株)に株式譲渡した、ヤマハメタニクス(株)(磐田市、電子金属材料および加工品の製造・販売)についても、2006年6月末に達成しております。

廃棄物の処理にあたっては、発生時に徹底した分別をすることを基本としています。
また、廃棄物の処理は各拠点ごとに取り組んでいますが、拠点間で再資源化情報を交換する全体会議を定期的に開催することで担当者の意識を高めることができ、埋立処分されていた廃棄物の多くをリサイクルへと切り替えることができました。

廃棄物業者への処理委託にあたっては、グループ全体で計画的に現地確認を実施しています。新規に委託を開始する場合は、契約締結前に必ず業者の現地確認を実施し、既契約業者には定期的に現地確認を行い、その処理状況を確認することを基本としています。また、全ての廃棄物情報を一元管理できるシステムを導入することで、廃棄物の適正処分についての管理も強化しています。

今後は、ゼロエミッションを継続するとともに、分別の徹底による有価物化の推進、更には、効率的な生産による発生量の抑制と再資源化の質の向上に取り組んでまいります。

*ゼロエミッション(Zero Emission)
1994年に国連大学が提唱した概念で、産業界の生産活動により排出される廃棄物を他の産業などで原材料として利用し、廃棄物として排出しないシステムのこと。