トップコミットメント

  1. 企業理念の実現を目指して
  2. 中期経営計画へのCSR課題の組み込み
  3. 「戦略的CSRテーマ」の推進
  4. 「なくてはならない、個性輝く企業」になるために
[ 画像 ] 「なくてはならない、個性輝く企業」になることを目指して、これからも社会と共生し、社会の持続的発展に貢献してまいります

ヤマハグループは、企業理念として「私たちは、音・音楽を原点に培った技術と感性で、新たな感動と豊かな文化を世界の人々とともに創りつづけます」を掲げ、事業活動に取り組んでいます。この理念は、私たちが文化創造につながる技術や製品・サービスを提供し、人々がそれを使って豊かな文化を生み出し、そして世の中に感動が広がっていく、こうしたヤマハグループの存在意義を表しています。音・音楽のリーディングカンパニーとして今後も世界中の皆さまと新たな感動を創造し続けるためには、透明で質の高い経営はもとより、広い視野に立ちお客さまのニーズや社会の課題を見据えた事業展開が必要だと考えています。
当社グループは2015年、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向けて、企業統治の基本方針などをまとめた「コーポレート・ガバナンス方針書」を制定しました。また、2016年4月には企業理念を含めた理念体系を再整理し、私たちが製品・サービスを通してお客さま・社会に提供する価値を明確にするとともに、グループ全体で共有・実践していくことを確認しました。ヤマハグループはこれらの方針や理念のもと、健全で透明性の高い経営と社会・環境課題を見据えた事業活動を通じて、これからも世界の人々とともに新たな感動と豊かな文化を創り続けてまいります。

ヤマハグループは2016年3月期までの3年間の中期経営計画「YMP2016」において、重点戦略のエレクトロニクス事業領域での売上拡大やコスト競争力強化などにより、売上高、営業利益、ROEなど目標とする数値を全て達成することができました。2016年度からは、中長期的に目指す姿としての経営ビジョン「なくてはならない、個性輝く企業」になることを目指して、新中期経営計画「NEXT STAGE 12」をスタートさせました。ブランド力強化に向け「新たな価値創造と差別化で、競争優位力を高める」ことを基本戦略とし、1)個性際立つ商品の開発、2)お客様の拡大、3)持続的なコスト低減、4)グローバル事業運営の基盤強化に取り組んでまいります。これらを進めるにあたってはCSR課題への取り組みが大変重要だと認識しており、推進を強化すべきCSR課題を「戦略的CSRテーマ」として選定し、中期経営計画に組み込みました。今後、これらの「戦略的CSRテーマ」を中心に、グループ全体でCSR課題に取り組み、当社グループの持続的成長と持続可能な社会への貢献に努めてまいります。

私たちは中期経営計画において、環境面の取り組みとして、1)持続可能な木材利用、2)温室効果ガス排出削減、3)環境配慮製品、環境貢献技術の開発強化を掲げました。持続可能な形での木材調達は、木材を使用する当社グループにとって優先度の高い課題であり、違法に伐採された木材を使用することがないようトレーサビリティと合法性の確認をより厳格にするとともに、適切に管理された森林で生産される森林認証材の採用を拡大してまいります。温室効果ガスの排出削減では、排出管理のスコープをサプライチェーンに拡大するとともに、COP21合意内容などを踏まえた再生可能エネルギーへのシフトなど、意欲的な計画を策定してまいります。また、製品の環境配慮情報をお客さまに分かりやすく提供するために、2015年度にスタートした社内認定制度「エコプロダクツ制度」を積極的に運用し、環境配慮製品の開発を推進していきます。
社会面の取り組みとしては、1)社会課題を見据えた製品・サービスの開発強化、2)地域に根差した事業展開、3)ダイバーシティ推進、4)CSR調達、5)人権尊重への体系的取り組みを掲げています。社会課題の解決に向けた製品・サービスの例として、音のユニバーサルデザイン化支援サービス『おもてなしガイド』があり、現在、多くの公共施設などでの実証実験にて高い評価をいただいています。世界の各地域に根差した事業展開では、マレーシア、インドネシアにおいて、公立小学校での音楽教育推進に取り組んでおり、これまで楽器に触れることがなかった子どもたちに演奏の楽しさを知ってもらう機会を提供しています。また、中南米では青少年の健全育成のためのオーケストラ活動を支援し、楽器メンテナンス技術者育成などを通じて音楽普及のインフラ整備に努めています。これらの活動は今後も継続、拡大してまいります。ダイバーシティの推進については、海外の売上高比率が約7割を占めるようになった今、あらためて人材の多様性こそが価値創造の源泉であるという認識に立ち、国を越えた人材の育成、配置を促進するとともに、女性活躍推進などの施策により、一人一人が感性・創造性を十分に発揮できる風土づくりに取り組んでまいります。

ヤマハグループが中長期的に目指す姿は、「なくてはならない、個性輝く企業」になることです。そのためには、常に新しい価値を社会に提供し続けるとともに、グローバル企業として責任ある行動をとり、ステークホルダーの皆さまとの信頼関係をより確かなものにしていくことが重要だと考えています。国連グローバル・コンパクトの署名企業として、10の行動原則を順守すると同時に、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」が示すグローバルな社会・環境課題を意識し、事業を通じてそれらの解決に努めてまいります。
ヤマハグループはこれからも社会と共生し、音・音楽を原点とする事業活動を通じて、社会の持続的発展に貢献してまいります。

ヤマハ株式会社 代表取締役社長 [ 画像 ] ヤマハ株式会社 代表取締役社長 中田 卓也