次世代育成への支援

  1. 見学・実習への協力
  2. 学習施設への展示協力
  3. 子どもたちへの教育支援
  4. ICTによる教育ソリューション

ヤマハグループは、地域貢献活動の一環として、事業拠点を置く世界各地域の教育機関などからの要請を受けて、職場体験学習やインターンシップ、工場見学の受け入れに応じています。

職場体験学習の受け入れ

ヤマハグループでは、次世代を担う若者たちに就労体験機会などを提供することで、若者たちが将来働く意欲と目標を持つことに寄与しています。2016年度も各拠点で、中学生の職場体験学習や高校生のインターンシップなどの受け入れに協力しました。

[ 画像 ] 生産現場での高校生インターンシップ
生産現場での高校生インターンシップ
[ 画像 ] 販売店での中学生の職場体験
販売店での中学生の職場体験

高校新卒生に向けた職業訓練

ヤマハ・ミュージカル・プロダクツ・インドネシア(YMPI)では、高校新卒生に対して職業訓練を実施しています。これは、社会人になるための教育の充実を課題とする同国の政府機関と高校からの依頼によるタイアップ企画です。
社内のトレーニング施設で、工場における基本作業をはじめ、社会人としての心得、5S・安全衛生・改善・コミュニケーション・交通安全に至るまで、自社の従業員教育と同じレベルの講習を施しています。YMPIの5Sや従業員教育は地域で高い評価を受けており、この職業訓練も行政・学校の双方から高く評価されています。また、高校生・大学生の工場見学も積極的に受け入れており、2016年度は10校318人が来訪しました。

  • ※ 5Sとは職場のマネジメント用語で「整理・整頓・清掃・清潔・躾」を指す
[ 画像 ] 現場実習
現場実習
[ 画像 ] 講義の様子
講義の様子

浜松科学館(静岡県浜松市)は、「科学する心」を育む場として1986年に開館し、プラネタリウムや、手に触れ楽しみながら体験できる参加型の展示コーナーなどが設営されています。これらの展示には地域の企業・団体の参加・支援によるものも多く、ヤマハ(株)も開館時から協力しています。現在は「音のコーナー」に下記を展示しています。(2012年寄贈)

「音のコーナー」での協力内容
名称 内容
響きの変わる部屋 音響信号処理技術を活用した展示物。スイッチ操作により「劇場」「山びこ」「洞窟」「教会」の異なる場所での音の響きを、バーチャル体験できる。
楽器の断面模型 身近な管楽器、弦楽器、打楽器など8種類の楽器の断面模型が間近で観察できる展示物。

ヤマハグループでは、子どもたちの育成を支援するさまざまな活動を行っています。毎年、地元自治体・教育機関などからの要請に応えて、出張授業の開催や「ものづくり」、「科学」をテーマとした子ども向けプログラムを提供しているほか、ヤマハ野球部による少年野球教室などを開催しています。

ものづくり教室や出張授業の開催

ヤマハ(株)では、年間を通じて、地域の教育機関と連携して、子ども向けのものづくり教室を開催しています。ダンボールやつまようじなど身近な素材を使って一本弦のギターをつくる「手づくりギター教室」、ピアノやマリンバの製造工程で出た端材からアフリカの民族楽器「カリンバ」をつくる「カリンバづくり教室」などを実施し、楽器を通じたものづくり体験の場を提供しています。
また、イオンを利用しためっき授業やユニバーサルデザインに関する授業などの出前授業の要請にも応じています。

[ 画像 ] 手づくりギター教室
手づくりギター教室
[ 画像 ] カリンバづくり教室
カリンバづくり教室
[ 画像 ] ヤマハ発動機(株)と共同で開催したものづくり教室
ヤマハ発動機(株)と共同で開催したものづくり教室
[ 画像 ] めっきをテーマとした出張授業
めっきをテーマとした出張授業

ピアノの端材を子どもたちの積み木へ有効利用

(株)ヤマハピアノ製造では、地元の掛川市、袋井市、磐田市、浜松市などの幼稚園や保育園、小学校、公共施設などに、ピアノの製造工程で出た木材の端材を積み木として提供しています。1998年頃から続くこの取り組みは、地域貢献と同時に廃棄物の有効利用に役立っています。
このほかの端材の用途として、工作材料を取り扱う地元企業への販売、マウスパッドや靴べら、便利椅子などに加工して夏まつりなどで地域の方々に提供。また、ヤマハ(株)で開催する子ども向けものづくり教室へ工作キットに加工して提供しています。

[ 画像 ] 端材を使って工作
端材を使って工作
[ 画像 ] 端材の積み木で遊ぶ子どもたち
端材の積み木で遊ぶ子どもたち

ヤマハ野球部による少年野球教室

ヤマハ野球部は、スポーツを通じた地域貢献・青少年育成支援として、地元静岡県西・中部地域の少年野球チームを対象に野球教室を開催しています。投球時の体重移動の技術、ステップの位置、内野・外野守備の基本姿勢、連携プレー、打撃時のバットの使い方など、基本となる技術をヤマハ野球部員が手本を示しながら指導するもので、健康で元気な野球少年を育て、子どもたちの夢や成長を応援する目的で実施しています。
2000年からスタートした同教室は、これまでに54回開催し、2016年度は、静岡県内4市5会場で実施、87チームから計1,027人の小学生が参加しました。
また、ヤマハ野球部OB会を中心とした「ジュニア野球を指導する会」による「野球検診」も同時に実施しています。故障を訴える子どもたちを対象にスポーツ専門医が検診を行うことで、子どもたちの怪我や故障防止の一助となるよう取り組んでいます。

[ 画像 ] 野球教室
野球教室
[ 画像 ] 野球検診
野球検診

学校教育におけるICT化が年々進んでいます。日本では文部科学省が2020年までに全国の学校で1人1台のタブレット端末導入を目指すなど、学校教育現場でのICT活用が不可欠になりつつあります。 ヤマハではこのICT化の潮流に乗って、教育現場に新しい学びの提案をしていきます。

ICTを用いた音楽教育ソリューション「Smart Education System」

ヤマハ(株)は、音・音楽を中心とした新しい学びの仕組みを提案するSmart Education System(SES)事業を推進しています。
その第一弾製品となるデジタル音楽教材『ボーカロイド教育版』『ギター授業』『箏授業』を2017年2月に発売しました。主に小中学校を対象とした教材で、学習指導要領を踏まえた授業の進め方や教える際の留意事項、また演奏に必要な基礎知識を学べる動画をパッケージにまとめています。これに沿って授業を進めることで、子どもたちの創造性や論理性を育むことができます。また、初めてギターや箏を教える指導者も無理なく授業を進められます。
これらの教材を、ヤマハ(株)は2014年以降、全国の小中学校20校の協力のもとに実証授業を重ねて開発しました。今後も、教育現場の実状に即したヤマハならではのICT音楽教育ソリューションを構築していきます。

[ 画像 ] 『ボーカロイド教育版』を使った曲づくり
『ボーカロイド教育版』を使った曲づくり
[ 画像 ] 箏授業「さくらさくら」の画面
箏授業「さくらさくら」の画面

ウェブ会議システムを活用した遠隔授業

教育現場でICT化が進むにつれて、学校間での合同授業や、姉妹校での交流会、過疎地での専門講師不足を補うための協働授業などに遠隔授業が取り入れられるようになりました。文部科学省による高等学校教育現場の「遠隔授業による単位認定」の流れもあり、今後さまざまな形で遠隔授業が増えると予想されます。
ヤマハでは、遠隔会議用スピーカーフォンなどの音声コミュニケーション機器を活用した遠隔授業を、各県教育委員会や教育機関、他社と連携をしながら推進しています。

[ 画像 ] 英語の授業でタブレット端末と遠隔システムを用いた英会話を実施 (茨城県古河市立第一中学校)
英語の授業でタブレット端末と遠隔システムを用いた英会話を実施(茨城県古河市立第一中学校)
[ 画像 ] ICT活用発表会(福島県新地町立駒ケ嶺小学校)
ICT活用発表会(福島県新地町立駒ケ嶺小学校)