音舞の調べ ~超越する時間と空間~

日時 2016年5月19日(木) 19:00開演(18:00開場)
会場 東京藝術大学 奏楽堂(東京都台東区上野公園12-8)
出演 ベルリンフィル・シャルーンアンサンブル
備考 主催:東京藝術大学/東京藝術大学COI拠点

過去の巨匠との共演を可能に

2016年5月19日(木)に東京藝術大学奏楽堂で開催されたコンサート「音舞の調べ~超越する時間と空間~」において、 AI合奏技術 による機械と人間との演奏コラボレーションというAI技術を駆使し芸術性を追求した実験的試みが行われました。

今回のコンサートの出演者は、蘇った巨匠リヒテルと現代の名演奏家集団ベルリンフィル・シャルーンアンサンブル。披露した曲目は、シューベルト ピアノ五重奏曲イ長調 D667 《鱒》の第4、第5楽章。人工知能演奏システムによるリヒテルと名演奏家のアンサンブルを聴いた観客からは大きな拍手が沸き起こり、シャルーンアンサンブルのメンバーからは喜びの笑みがこぼれました。

相手が過去の巨匠であろうと誰であろうと、お互いの演奏を尊重し合いながら息のぴったり合った演奏を行えるようにすること。世界初とも言える今回の挑戦は未来の楽器のあり方を追求するための着実な一歩となったと考えています。