ヤマハの歴史を学ぼう 「ヒストリーウォーク見学コース」

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1887年、創業者・山葉寅楠が小学校の輸入オルガンを修理したことからはじまった、ヤマハグループの歴史。ヒストリーウォークでは、当時のオルガン、ピアノから、総合楽器メーカーへと花開いた高度経済成長期ごろのオーディオ、スポーツ、ホーム用品、そしてデジタル時代の電子楽器など、歴代の製品200点以上を展示しています。長大な壁面やフロアにずらりと並んだ実物を見て、知って、イノベーションの歴史を辿りましょう。

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冒頭には、創業間もないころに製作されたリードオルガンや、1913年に発売された自働演奏ピアノが紹介されています。自働演奏ピアノは足踏みペダルから押し出された空気がロール紙に開けた穴を通過してキーを押す仕組みで、当時の高い技術力がうかがえます。戦後は、社内に残ったプロペラ製造の工作機械の活用方法として、オートバイの製造を開始。その最初のモデルである1955年製のYA-1をはじめ、1960年代に発売された強化プラスチック(FRP)製のスキー板などスポーツ用品も展示されています。

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後半ではヤマハのさまざまな電子楽器を展示。「エレクトーンの音をもっとよくしたい」そんな想いが後のシンセサイザーの開発にもつながっていきます。デジタル時代の到来にFM音源を採用し世界中で大ヒットを記録したDX7などの名機を紹介。演奏者の身振り手振りで音を直接コントロールするMiburiなどユニークな電子楽器にも注目です。そして、1990年代から現代にかけての展示には、周囲に聞こえる音量を大幅に抑えられるサイレントシリーズや、2017年製のカジュアル管楽器Venovaが並びます。ヤマハが提案する「音楽の新しい楽しみ方」をご覧ください。