文化卓子

家具/1935年

[ 画像 ] 文化卓子

1923年の関東大震災以後、本格的に家具の製作を開始、シンブルで丈夫な家具を考案し、その後、高級家具や室内の造作なども請け負った。
この折り畳み茶卓子は、「山葉文化椅子セット」として椅子とセットで発売したもの。一貫作業の有利さを活かし、実用本位の木取りと塗装技術により開発された。
当時全盛期のアール・デコの個性的なデザインとマホガニー色仕上げの落ち着いたカラー、ワンタッチで折り畳める機構、畳やじゅうたんを傷めない平板を2本渡した独自の脚、ピアノやオルガンの製造で培った木工技術を生かした本格的なつくりは、洋風家具のはしりとして当時の最先端の洋風住宅にもマッチし、全国的に好評を得た。

製品カテゴリーから探す