Yamaha Design “Synapses” STAGEPAS 1K

2019 / PORTABLE PA SYSTEM


スリムフォルムに迫力サウンド、簡単操作を詰め込んだポータブルPAシステム。

ジョウヒン上品 / Elegance

コンパクトで剛性感のあるキャビネットと、スリムで垂直に伸びるバー。4度の勾配で構成された台形の断面を持ち、性格の異なる機能的な造形の対比が端正な佇まいを醸し出しています。

スグツカエルすぐ使える / Instantly-usable

10基の小口径ユニットを、左から見てJ形状になるように配置し、均一な音量と音質を広範囲に届けることができます。サブウーファーとスピーカーアレイ/スペーサーの組み立ては抜差しのみの着脱式なので、専門知識を持っていなくても簡単にセットアップができます。

ショウジキ正直 / Honest

限られたスペースに造形的工夫を凝らしてパズルを解くようにハンドルとミキサーをレイアウトしました。一見直線に見える箇所もR12000の円弧で収まりを微調整しています。その結果、剛性感のある力強いキャビネットが完成しました。

ヒクスガタ弾く姿 / Dual-View

サブウーファーは、ステージ上で照明を受けると前面角Rに縦のハイライトが入り、スリムに見える効果を持ちます。毅然とそびえる『STAGEPAS 1K』とプレイヤーが、静と動のコントラストを演出します。


Keizo Tatsumi
Keizo Tatsumi
Designer
Yamaha Design Laboratory

虚飾を排し、質実剛健な表現を追求する。

『STAGEPAS 1K』はオールインワンのポータブルPAシステムで、ライブ演奏はもとより、イベントや会議など様々なシーンで使用して頂けます。品名の「1K」は定格出力の1000Wからとったもので、高音質・高音圧をコンパクトなキャビネットで実現しました。ラインアレイスピーカーと2つのスペーサーは分離することができ、サブウーファーにはハンドルが付いているので可搬性に優れた設計となっています。5チャンネルのデジタルミキサーを搭載し、使いやすさに配慮して操作パネルは上面に、入出力端子は背面に配置しています。チャンネル別レイアウトでツマミは機能ごとに色分けされていますので直感的な操作が可能です。
造形的に無駄な要素を削ぎ落として機能を追及した結果、このカタチに行き着きました。キャビネット前面の両側に縦方向の大きなRを施してよりスリムな印象を与えるとともに、ラインアレイスピーカーも前面の幅を狭くして縦基調で調和を図っています。ハンドルは、握った手の形を基にラフモックで検証した結果、親指の当たる部分を削ることで持ちやすくすることができました。
私はシンプルで機能的で流行に左右されない普遍的なプロダクトに共感を覚えます。『STAGEPAS 1K』も同様に長く愛用されるデザインを目指しました。存分に使い込んでいただければ幸いです。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2
  • 補足の画像3