Yamaha Design “Synapses” FP9 Series

2019 / FOOT PEDAL


ペダルに求められる要素を徹底的に追及したフラッグシップモデル。

アタラシイ新しい / Revolutionary

ヤマハのフットペダルにおける新たなデザインアイデンティティを創り、育てていくことを目指して採用したカラースキーム。新規構造部にアクセントカラーとして青色を配し、製品の特長がそのままデザインの特徴にもなっています。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

側面を薄く見せることで、踏み心地を軽やかな印象に。また、かかとを乗せる部分もなるべく薄くして、足を前後左右へスライドしやすくするなど演奏の自由度を増しながらも、より自然な体勢で演奏することができるようになりました。

タノモシイ頼もしい / Professional

これまで一体で製造されていたフレームを、複数の機能ごとのユニットへと別体化し、各ユニットの配置や接続精度を高めて徹底的にブレを抑えました。また、各所にあるアジャスター部品を通じて、ドラマーがストレスなく自分仕様にセットアップできるようになっています。

モツヨロコビ持つ喜び / Pride

ヤマハの特徴となる羽子板形状やロングボードは過去のシリーズから踏襲し、既存のユーザーが慣れ親しんだ演奏性を堅持しました。暗がりの中でも存在感のある青色やミラー仕上げは、機能的な識別のみならず演奏する高揚感を高めてくれます。


Hiroki Nishioka
Hiroki Nishioka
Designer
Yamaha Design Laboratory

ヤマハのアイデンティティを創る。

「FP9 Series」はドラム用フットペダルのフラグシップモデルです。数年振りに新規構造のモデルを開発するということで、これを契機に「ヤマハのフットペダルにおけるアイデンティティを創る」というデザインコンセプトを打ち出しました。
今回のフルモデルチェンジでは、ユニットを複数に分けたり、操作性を高めるアジャスターを使ったりするなど新しい構造を多く取り入れ、その新たな価値を伝えるため、新規構造となる箇所にアクセントカラーを用いました。
軽やかに映える青色は、軽快かつ緻密な踏み心地が特徴のフットペダルのイメージとも合います。そこで、通常だと目立たない部分、例えばグリップ力を高めたソール部分や、ハードウェアを保護するケースのクッション部分など、機能性を持たせた重要な箇所に青を配色しました。これは、ひと目でわかるヤマハのオリジナリティや、踏み心地といった言語化できないものを外観的にも伝わるように具現化する、という課題に対してのひとつの答えでもあります。今回、フラグシップモデルで「新規性=自然と目がいくアクセントカラー」というカラースキームを採用したことで、今後は他のモデルにも応用し、このアイデンティティを育てていくことができます。
僕はカメラが好きで、その中でもPENTAXを愛用しているのですが、PENTAXは昔からずっとマウントシステムが変わりません。そこに一貫したこだわりを感じますし、それはユーザーとしての所有欲や満足感にも影響していると感じています。
技術は常に進化していきますが、ヤマハとして過去のシリーズから踏襲するべきところと変えるべきところを明確にすることで、信頼して使ってもらえるという効果もあると思います。この先、数十年間に渡る挑戦の第一歩を踏み出した製品と言えるかもしれません。所有欲も満足感も満たしてくれる製品になっていますので、自信を持っておすすめします。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2