Yamaha Design “Synapses” AvantGrand N1X

2019 / HYBRID PIANO


グランドピアノの演奏体験をコンパクトに凝縮したハイブリッドピアノ。

カンケツ簡潔 / Minimal

最小限の要素で、まるでグランドピアノを演奏しているかのように感じさせるデザイン。ピアノの持つ特徴的な曲線と直線を再構成し、アコースティックピアノの持つ豊かさを表現しています。

ショウジキ正直 / Honest

鍵盤蓋の鏡面には、両サイドにある腕木のラインが映り込み、グランドピアノらしい美しさを感じさせます。また、グランドピアノと同じ角度で鍵盤や指が映り込むことで、演奏時にはグランドピアノ同様の演奏空間を形作ります。

ミナオス見直す / Reconstruction

両サイドの側板後端に緩やかなカーブをつけることで、ゆったりと伸びやかなグランドピアノの奥行きを最小のサイズで感じられる造形としました。これは上位モデルであるN3Xとは異なるアプローチでグランドピアノらしさを表現したものです。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

脚元に大きな空間をとり、ボディ上部には量感をもたせることで、演奏者の視点からはグランドピアノそのものに対峙している感覚が得られます。繊細な鍵盤タッチと合わせ、本物の演奏体験を提供するためにあらゆる角度からの見え方にこだわっています。


Yurii Kasao
Yurii Kasao
Designer
Yamaha Design Laboratory

Masaharu Ono
Masaharu Ono
Designer
Yamaha Design Laboratory

模倣ではなく、“らしさ”を突き詰めて表現する。

AvantGrand(アバングランド)は、グランドピアノのアクション機構そのままの“専用アクション”を搭載し、長年のピアノ作りで培った「匠の技」と「最新の電子技術」を融合することで、さらなる先進性を実現したハイブリッドピアノのシリーズです。
グランドピアノを弾いているという体験はそのままに、電子音源の持つメリットを活かしたコンパクトネスを志向。フラグシップモデルであるN3Xでは、あえてスピーカーを見せる構造をとり、「発音構造を隠さない美しさ」というグランドピアノの機能美を体現しました。
N1からのバージョンアップとなるN1Xでは、より多くのお客様にグランドピアノの演奏体験をお届けするお買い求めやすさへの挑戦は引き継ぎながらも、見た目の満足感や演奏時の気持ちを大きく向上させるべく、鏡面への映り込みを考慮した腕木の形状や、グランドピアノの奥行きを視覚的に感じさせる側板のカーブなど、いくつもの新たな要素を取り込んでいます。
こだわったのは、N3Xと同じく“グランドピアノらしさ”をいかに表現するかという点です。グランドピアノを模倣して作るのではなく“グランドピアノらしさ”とはなにかを考えながら、必要な要素を絞ってミニマムに表現したモデルがN1Xであると言えます。
この価格を実現するために合理性を突き詰めたモデルではありますが、音質やタッチ感はもとより、触覚、視覚などの感性すべてにおいて「グランドピアノを弾いている」というリアルな体験を得ることができるようになっています。
時間を忘れて演奏に没頭し、演奏しているうちにまるでステージ上で演奏しているかのような感覚に浸っていただけたらいいなと願っています。性能としても見た目の部分でもそれが可能になる製品として作り込んでいますので、思う存分演奏してもらえたら嬉しいです。

  • 補足の写真1
  • 補足の写真2

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