Yamaha Design “Synapses” HPH-MT5/7/8

2016 / HEADPHONES


すべての音を届ける、スタジオモニターヘッドホン。

イツマデモ何時までも / Timeless

ドライバーユニットは多様な素材や構造の中からプロユースに最適な組み合わせを探り、肉厚で二重のハウジングに格納。複雑な機構を意識させず、ハウジングからヘッドバンドへ、そしてアームからヘッドバンドへの流れるような曲面の繋がりを意識しました。

タノモシイ頼もしい / Professional

ユーザーが装着した様を第一に考えながら、音叉マークは信頼の証としてハウジング中央に象徴的にあしらいました。

カンケツ簡潔 / Minimal

HPH-MT5/7/8 の全てで、ハウジング中央の音叉マークとアームのオフセット関係をデザインのDNAとして踏襲。MT5・8でも、新たに追加された機能を流れるような形状に内包しながら、控えめなデザインを実現しました。

ツカイゴコチ使い心地 / Intuitive

精緻な再生能力はもちろん、耐久性や機能性、携帯性や識別性にも優れた「プロが使う道具」としての機能美を追求。加飾のないスッキリとした造形で、相棒として使い手を支えてくれる存在です。


Takenori Ohmachi
Takenori Ohmachi
Designer
Yamaha Design Laboratory

Ryo Hadano
Ryo Hadano
Sound Engineer
Yamaha Audio Products Development Division

プロフェッショナル達が信頼して使える「道具」のデザイン。

ヤマハスタジオモニタースピーカーのフィロソフィー「原音忠実再生」を継承するHPH-MT シリーズ。円形ハウジングの中央に音叉マークをあしらい、アームはそこからオフセットした形状でハウジングを支えています。ヘビーユースな環境に耐えうる堅牢性と、ユーザーと信頼関係を築ける道具としてのシンプルさを目指したデザインです。今回MT 5/8のモデルは、折りたたみ機構と着脱可能なケーブルを新機能として組み入れ、新たなラインナップとして加わりました。
ハウジングを挟み込むアームと幅広のヘッドバンドを繋ぐ折りたたみ機構部に円弧状の「くびれ」をもたせることで、可動機能に一切妥協せずに耐久性を高めることができました。この「くびれ」は、長さ調整する際に、指のとっかかりにもなってくれます。業務用ヘッドホンだからといって、いかにもゴツゴツとした無骨感だけの印象にはしたくないという思いがあったので、この「くびれ」の存在によって、流れるようなフォルムとしっかりとした機能が同居するヤマハらしい造形になったと思います。
理想としたのは、プロが使う道具として相棒となってくれるような存在です。装着時のシルエットも、ハウジングからヘッドバンドまでの外周がきれいに円を描くように設計し、ユーザーとの一体感を高めています。
精確な再生能力を実現するための複雑な内部構造を意識させない、おおらかに中央が膨らんだハウジングに、加飾のない合理的な造形。あくまでも主役は演じる側であるというヤマハデザインの思想のもと、黒子の存在として長く信頼できるパートナーとなってくれることを期待しています。

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  • 補足の写真2
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