Yamaha Design “Synapses” MusicCast Controller

2015 / APPLICATION


ネットワークオーディオを操るアプリケーション。

スグツカエルすぐ使える / Instantly-usable

直感的でストレスフリーな操作を可能にするインターフェース。AV機器を選択するという感覚ではなく、今いる場所と聴きたい曲の選択をするだけで、その場で音楽を楽しむことができます。チュートリアルに従っていくだけで設定も簡単です。

ツカイゴコチ使い心地 / Intuitive

それぞれの機器における操作画面は、簡単に操作ができるシンプルな表示に。設定画面からはそれぞれの操作端末(個人)ごとにカスタマイズも可能です。

アタラシイ新しい / Revolutionary

MusicCastはAVレシーバーやネットワークスピーカーだけでなく、ホームシアターシステムやデジタル・サウンド・プロジェクターにも搭載。新しく搭載されていく機器と共に、MusicCast Controllerアプリケーションは各家庭の音環境を劇的に変えていきます。

イトオシイ愛おしい / Beloved

Wi-Fiが繋がっていれば、家のどこからでも全ての部屋の操作が行えます。家全体が家族全員にとって個々のオリジナル空間と化します。


Masaharu Ono
Masaharu Ono
Designer
Yamaha Design Laboratory

Akie Hinokio
Akie Hinokio
Designer
Yamaha Design Laboratory

生活のワンシーンとしてカジュアルに使えるアプリ。

MusicCastは様々なストリーミングサービスを利用できるだけでなく、家内の対応機器群をネットワーク化して楽曲の共有や操作を可能に、また、対応していない機器でもBluetooth™で飛ばして再生することができる、ヤマハの新しいホームネットワークオーディオのシステムです。MusicCast Controllerはそのネットワークを操るスマートフォンアプリです。実は非常に複雑なネットワークの設定をしている事になるのですが、操作は「どの部屋でどの音楽を奏でるか」を選択するのみで、ユーザーにはその複雑さを感じさせません。カジュアルな操作と、心地良い生活の風景に馴染むインターフェースにまとめています。
インターフェースにはビジュアルやアイコンを多用し、直感的な操作ができます。設定にも画面ごとにチュートリアルをつけ、音楽をかける感覚を楽しんでいるうちにいつの間にか完了している、というほど簡単です。他社のストリーミングサービス対応のネットワークオーディオの操作アプリでは、最初に「どの音楽をかけるか」というソースをリストから選ぶ方式が多いのですが、MusicCast Controllerはトップ画面に部屋の写真を並べ、最初に「どの部屋(機器)で奏でるか」を選ぶようにすることで、生活シーンを感じやすくしているのもポイントです。その写真は実生活の様々な場面に対応しつつ、少し良い生活感を感じられるようなものをまんべんなく撮影しました。また、ユーザー自身で撮った写真で画面をカスタマイズすることも可能です。
これらのシステム構成やビジュアルの選択には、Relitシリーズをデザインした際に培ったユーザー視点でのモノづくりの考え方が生かされています。ユーザーの立場から感覚的に無意識で簡単に操作できるもの、そして、使うことで自分の生活を豊かにすると想起させるような、欲しくなるものや使いたくなるものをデザインするように心掛けています。
まるでテレビをつけるような感覚でカジュアルに使って、操作することで音楽に満たされたワンランク上の暮らし、喜びを感じていただけたら嬉しいです。

  • 補足の写真1