Yamaha Design “Synapses” Yamaha GINZA V.I.

2010 / VISUAL IDENTITY


旗艦店の総合イメージ/サイン計画。

イツマデモ何時までも / Timeless

日本的な美意識を感じさせる斜め格子のファサード。よりよい音響のために機能的に設計されたヤマハホールの壁のパターンを、建物外壁にも展開しています。濃淡のある金箔を合わせガラスに貼りこみ、それをリズミカルに並べることによってヤマハらしい音楽性を銀座という街の中で表現しています。

ショウジキ正直 / Honest

ロゴマークはヤマハ銀座を象徴するヤマハホール壁面と外壁の斜め格子をシンボライズ。中心の菱形は45°に、それ以外の菱形はランダムに傾けることで、音楽的な躍動感と人が集う場のワクワク感を表現しました。

カンケツ簡潔 / Minimal

統一されたフォントと余計な要素を排したシンプルなデザインにより「わかりやすさ」という機能性と「銀座としての品格」を両立させています。

チョウワ調和 / Harmony

ファサード、1Fポータルや各フロアの内装から、ロゴやサインボードまでが統一されたデザインで貫かれました。そこに込められたのは「銀座」という街と響きあうこと。そして音楽を中心に多くの方に集っていただきたいという想いです。


Nobumasa Tanaka
Nobumasa Tanaka
Designer
Yamaha Design Laboratory

銀座との調和と、ワクワク感と。

旧ヤマハ銀座ビルは戦後間もない1951年に完成し、半世紀に亘って多くの方に愛されてきましたが、2010年2月にヤマハの旗艦店として生まれ変わりました。ヤマハデザイン研究所はヤマハ銀座ビル全般のV.I.(ビジュアル・アイデンティティ)を担当。私たちがヤマハ銀座ビルのV.I.を通して目指したのは「音楽を中心に人が集うことのワクワク感」を表現したいということ。そしてもう一つは、上品な大人の街である「銀座との調和」でした。
V.I.はロゴの制作から始まりました。ロゴには一目でヤマハ銀座ビルだとわかるマークを入れたいと考え、優れた音響特性を実現するために開発されたヤマハホールの壁面の「斜め格子」をデザインのモチーフとしました。格子の菱形は所在地である銀座7丁目にちなんで7つとし、中央以外の菱形をランダムに傾けることで、音楽的なリズム感を出しました。この斜め格子のデザインモチーフは、ヤマハ銀座ビルのシンボルとなり、V.I.の中心として機能しています。V.I.の作業はさらにフロアの内装デザイン、店内の什器の選択、フロアの至る所に設置されるサインボードの制作、そしてヤマハホールで開催されるコンサートのリーフレットから名刺に至るまで、ビルに関わるあらゆるビジュアル要素に及びました。これらすべてを統一したデザインアイデンティティで貫き、ヤマハ銀座ビルの世界観を継続して築きあげていくことが大切だと感じています。最近でもエレクトーンの伴奏で行うオペラコンサート「銀座オペラ」のためのロゴを作成しました。
V.I.とはみんながモヤモヤと持っているイメージを一つに集約し、具体的な形にビジュアライズすることでキャラクターを与えることだと思います。ヤマハ銀座ビルのV.I.では、ヤマハと所縁の深い「銀座」という街で、今まで以上に愛され、さらに多くの方に親しんでいただきたい。そんな想いを込めました。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2
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