Yamaha Design “Synapses” NUAGE Series

2013 / DAW SYSTEMS

GOOD DESIGN AWARD
JIDA Design Museum Selection


ポストプロダクションの次世代システムソリューション。

タノモシイ頼もしい / Professional

薄く軽快な筐体でありながら重厚で締りのある「黒」を基調とし、そこに金属のシルバーを合わせることで、精緻さと機能美を併せ持つ端正な仕上がりに。パームレストの革も黒とすることで、全体の統一感を持たせながら手触りの良さも実現しています。

イツマデモ何時までも / Timeless

様々なユースケースに対応して柔軟な組み合わせが可能なパネルと、コントローラーとして効率化することで薄く仕上げられた本体は、ポストプロダクションに特化。Nuendoと長期的視点で開発できるため、長く安心して使い込むことができます。

ツカイゴコチ使い心地 / Intuitive

フェーダーやジョグホイールは素材、形状、トルク感、スイッチのクリック音まで検証。ボタンのキャップは取り外して文字が書き込めるなど、創造性と作業効率の両立が要求されるプロのスタジオにおける理想的な操作環境を追求しました。

ミナオス見直す / Reconstruction

システム構成、全高、フェーダー面やパネル面の角度といった基本的な機器構成や形状を、Nuendoに合わせてゼロから構築。コントロールサーフェス「Nuage Fader」と「Nuage Master」がシームレスにNuendo画面と繋がることで、DAWシステムとして直観的に操作することができます。


Eizo Amiya
Eizo Amiya
Designer
Yamaha Design Laboratory

精緻なプロ機器に色気を与える。

NuageはDAWソフトウェア「Nuendo」をコントロールするための、プロ用システムです。「映像などに音を入れ込むポストプロダクションにおいて最良のソリューションとは何か?」をテーマとし、既存のものをベースにせずにあえてゼロから時間をかけて開発しました。ミキサー面の高さや角度、モニターパネル面の角度など、形状については様々なモックを作成し、国内外のトッププロからのアドバイスをフィードバックしながら仕上げていきました。
Nuageで最も重視したのは、ソフトウェアが持つ膨大な数の先進的機能を直感的に使いこなせるよう、操作にNuendoの画面との親和性を持たせることでした。そのためにソフトの画面と本体パネル上のフォントやカラーをマッチングさせたり、操作子のレイアウトと画面との整合性に気を配るなど、エンジニアにハードとソフトの境界を感じさせないようにしています。
また、フィジカルなコントローラーとしての「操作する快適さ」も追求しました。ステンレス削り出しのジョグホイールは、映像を1コマずつ動かす繊細な指先の動きにも高い解像度で追従できるように形状やトルク感を検討しました。また指を滑らせることでチャンネルのスクロールが行えるタッチスライダーも搭載しました。パームレストにはあえて革を使用。手触りだけでなくソリッドなデザインにある種の「崩し」の要素を入れ込むことで、精緻なプロ用機器に抑制が効いた”色気”を持たせています。

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  • 補足の写真4

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