Yamaha Design “Synapses” CX Series

2012 / GRAND PIANO

GOOD DESIGN AWARD
German Design Award


新たなスタンダードとなるべくデザインされたグランドピアノ。

チョウワ調和 / Harmony

上級者から初級者、音楽学校やスタジオからご家庭まで、どんな演奏者、演奏環境にも調和するバリエーションを持つCXシリーズ。大きさが異なるすべての品番で「CX」のアイデンティティが貫かれています。

ジョウヒン上品 / Elegance

グランドピアノの外形上の最大の特長である鍵盤両サイドの腕木。演奏者が長時間演奏に集中できるように目に入る要素を省きながら、脚部へのつながりとバランスを重視した形状としました。

カンケツ簡潔 / Minimal

脚部は伝統的な装飾を省き、脚の長さとその線の美しさを強調した形状に仕上げました。ペダルボックスは両側の支柱でボックスを挟み込む新規の構造。コンパクトでありながら、強度も高めています。

ツカイゴコチ使い心地 / Intuitive

譜面板も新たな形状に。練習などで長時間弾かれることを想定して装飾的な要素を省き、C1XからC7Xまで奥行の異なる様々なモデルに合わせることができる曲線を描いています。


Yoshihisa Sugiura
Yoshihisa Sugiura
Designer
Yamaha Design Laboratory

Atsushi Kitazawa
Atsushi Kitazawa
Designer
Yamaha Design Laboratory

ピアニストからの視線や置かれる環境に合わせた演奏性。

Cシリーズは、1967年の発売以来45年の歴史を持ち、幅広いバリエーションを揃えているグランドピアノの中心的なシリーズです。今回発売されたCXシリーズは2010年に発売されたフラッグシップモデル「CFX」で培った技術と音づくりのノウハウを投入して、Cシリーズをフルモデルチェンジしたものです。
CXシリーズは「今の時代に相応しいグランドピアノの新しいスタンダードを創る」というコンセプトでデザインしています。CFXが大ホールで演奏されることを想定しているのに対し、CXシリーズは主に音楽学校やスタジオ、ご家庭での練習用として使われることが多いため、ピアニストからの視線や置かれる環境に合わせた演奏性を重視しました。たとえば鍵盤両サイドの腕木は演奏者側に飛び出す要素や圧迫感を減らし、外形線の美しさに特化することで、練習などで長時間ピアノを演奏しても集中力を妨げず、心理的な負荷がかからないように配慮しています。また譜面板も楽譜を置く十分なスペースを確保しながら、響板から発せられる打弦音が弾き手の耳へと届きやすいように形状を工夫しました。
今回のモデルチェンジでは、シリーズ全体で統一したイメージをアピールするために、ピアノの音の心臓部であるフレームに入っている音叉マークエンブレムや各品番のロゴを刷新し、鋳込みで入れています。またグランドピアノという大型の楽器をデザインするにあたって留意したことは「図面やパソコン画面と実物では、実際の印象が異なる」という点です。そのため腕木や脚のデザインモックを実物大で作っては、ピアノ工場に持ち込んで当時のC1からC7まで大きさの違う実機に当ててバランスを確認し、デザイン研究所に戻って修正をする、という作業を何度も繰り返して細部を詰めていきました。苦労はありましたが、ヤマハを代表するグランドピアノのモデルチェンジに関わることができ、光栄に感じています。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2
  • 補足の画像3
  • 補足の画像4

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