Yamaha Design “Synapses” CLP-400 series

2011 / ELECTRONIC PIANO


ピアノの本来の佇まいを追求し、シンプルで洗練されたフォルムを実現。

ミナオス見直す / Reconstruction

クラビノーバを、最もスタンダードな「ピアノ」であると考えました。ピアノらしく、金属パーツの使用を抑え操作パネルも控えめにし、「YAMAHA」ロゴを上前板の中央に配しました。

ショウジキ正直 / Honest

誰もが持っている「ピアノのカタチ」のイメージをそのまま形にしていきました。水平にこだわった鍵盤蓋と垂直な上前板がピアノらしい気品のある佇まいです。

シアゲ仕上げ / Well-Made

スタンダードかつ精緻な黒鏡面仕上げに加え、木地の美しさと触感を活かしたダークローズ、ニューチェリー。どれもがピアノを感じさせる質感を醸し出しています。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

ピアノと向き合い、水平な鍵盤蓋を開けた瞬間から、譜面以外の要素は目にはいらない、ピアノと語り合う空間となります。


Sunao Okamura
Sunao Okamura
Designer
Yamaha Design Laboratory

Toshihide Suzuki
Toshihide Suzuki
Designer
Yamaha Design Laboratory

水平と垂直のコンストラクション。

今やクラビノーバは多くの家庭で最も親しまれている「ピアノ」。
音色もデザインもすでに電子ピアノとして高い完成度に達しているといえるでしょう。しかしユーザーが「電子ピアノ」と「ピアノ」とを区別する時期は過ぎ、ピアノとして見ているとしたら、電子ピアノにはまだ進化する余地があるのではないか。それがCLP400シリーズのデザインの原点でした。
造形的に言えば、これまでの電子ピアノのシルエットは「ピアノってこんなカタチ」という象徴的なシルエットとは少し趣きが異なっています。最大の違いは鍵盤蓋が閉めた時に斜面になっていること。これは電子ピアノの構造上、極めて理にかなっているのですが、私たちはこの鍵盤の蓋をあえて水平にし、上前板という鍵盤の前の面を垂直にしたいと考えました。この水平と垂直の構成こそが、ピアノの本来の佇まいだと考えたのです。
ただし鍵盤蓋を水平にするためには蓋をスムースに動かし本体に納めるための機構を改良する必要がありました。数多くの図面を引き、設計者と相談することを繰り返し、ある時は機構の代案を試作して動画で動きを説明しながら最良の解決策を見つけていきました。かなり大変な作業でしたが、このとき私たちの頭にあったのは「我々はピアノをデザインしているのだ」という意識でした。
CLP400シリーズの水平な鍵盤蓋を開けると現れる鍵盤、そして鍵盤の前の上前板の中央に描かれた金色のYAMAHAのロゴ。その瞬間、弾き手はまさに「ピアノ」を前にしていると言っていいのではないでしょうか。

  • 補足の画像1

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