Yamaha Design “Synapses” inpresX Classic

2010 / GOLF CLUB


「攻める大人」のための高品位なゴルフクラブ。

タノモシイ頼もしい / Professional

デザインコンセプトは「尻と角」。力強さを内包したふくよかな「尻」と、パワーを攻撃に変える鋭敏な「角」を合わせ持ったデザインがタフな信頼感を醸成。「攻める大人」のための頼れる味方になります。

シアゲ仕上げ / Well-Made

ブラックイオンプレーティングを含む異なる5種類の「黒」の仕上げと微細な造形のハーモニーが、力強くかつ深みのある表情を生み出します。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

打球音の良し悪しは球をミートする瞬間のゴルファーの感性に大きく影響します。先端の音響解析をフィードバックしながら、微細な形状を調整しゴルファーの感性に響く、高く澄んだ快音を実現しました。

ショウジキ正直 / Honest

柔らかい打感が特長である軟鉄鍛造ボディのアイアンは、高弾道を実現するために重心を低くし、さらにスイートスポットを広く取るため重心をトゥ・ヒールサイドに振分けながら、機能と美しさを両立させました。

モツヨロコビ持つ喜び / Pride

さまざまな個性を持ったクラブの魅力的な顔つき。そしてシリーズとしての充実感とハーモニー。その落ち着きと質感が、ゴルフクラブを手にする者の高揚感を高めます。


Masafumi Ito
Masafumi Ito
Designer
Yamaha Design Laboratory

デザインのテーマは「尻と角(シリとツノ)」

inpresX Classicは、中上級ゴルファーから好評を得ているinpresシリーズの新たなブランド。ゴルフだけでなくライフスタイルそのものにこだわりを持った「大人のゴルファー」のために、機能のみならずデザインにもこだわったハイグレードなシリーズです。デザインに際しては、inpresシリーズで今まで外観のアイデンティティとしてきたソールに刻まれた2本の「角」を継承しながら、さらにinpresX Classicならではの個性を付加したいと考えました。そこで着目したのが「角」を支えている筋肉、闘牛で言えば鋭い角を背後から押し出す重くて強靱な「尻」の表現です。自分自身も趣味でスポーツ競技をするなかで、近年、年齢とともに身体パワーと動きの切れが鈍ってきたことを実感していたこともあり、このモデルでは技術的にも心理的にも「パワー」や「切れ」をサポートしてくれるクラブにしたいと考えました。「尻と角」の関係性はそんな自分の想いとも上手くフィットした切り口であり、シリーズ全体を括っていける強さを持っています。それは「洗練されたシャープさ」と「パワーの源であるおおらかさ」の二極対比でもあり、同時に相互作用とも言えるでしょう。
このコンセプトはクラブヘッド形状の立体に自由にドローイングをするなかでイメージを膨らませ、実際に自分の手で原寸のモデルを削り、実物で形状を確認する中で生まれてきたものです。精悍で黒い上質な色味とあわせて、コンセプトにマッチしたデザインが創造できたと思っています。

  • 補足の写真1
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