Yamaha Design “Synapses” YSP-4100

2009 / DIGITAL SOUND PROJECTOR


薄型TVとの親和性を高めた、リアル5.1chサラウンドのデジタルサウンドプロジェクター。

チョウワ調和 / Harmony

薄型TVに対応し、さらに薄さを強調したフォルムへと進化。周辺機器として自らの存在を主張しすぎない控えめさと、性能に裏付けされた確かな存在感。

シアゲ仕上げ / Well-Made

同じ黒でも、マット、グロス、そしてパンチングメタルとテクスチャーに変化を与えることで要素の成り立ちをより精緻に見せています。

ジョウヒン上品 / Elegance

要素の少ないフォルムでありながら、豊かな面の張りや緊張感のあるエッジなどのディティールを洗練させることで全体のクオリティを高めています。

カンケツ簡潔 / Minimal

真正面からのフォルムはシンプルな矩形。スピーカーとパネルだけで構成された、端正なフォルム。


Takashi Honda
Takashi Honda
Designer
Yamaha Design Laboratory

ハイセンスな住空間に親和する存在。レスプレゼンスという価値観へ。

デジタルサウンドプロジェクターYSPシリーズは、ワンボディでリアル7.1チャンネルサラウンド再生を可能にした革新的なスピーカー。複数のスピーカーを部屋に設置しなくても高音質のサラウンドが味わえ、ホームシアターユーザーから高く評価されています。これまでのフラッグシップモデルである「YSP4000」は機能の革新性を体現した原型・アーキタイプであり、ある種の個性とプレゼンス(存在感)を持っていました。しかし新たなフラッグシップである「YSP4100」で私たちが目指したのは、自らを主張しすぎない "レスプレゼンス"。いわば「淡く、控えめな存在感」です。
デザインコンセプトを練る段階で、それまでのYSPのユーザーが機器をどのように部屋に設置しているのか、調べてみました。すると明らかに「性能には惚れたが、置き場所には苦労している」と見られる事例がたくさんあったのです。しかも近年は急速に住空間への意識が高まっており、たとえ性能が良くても、設置性が悪かったり、インテリアとの親和性が低ければユーザーは購入に至らない、という時代になりつつあります。YSP4100における「レスプレゼンス」とは、ハイセンスな住空間に親和する存在感です。「徹底した薄型設計」、「オールブラックのカラーリング」「2ピースのシンプルな構成」というデザインの方向性は、それ自体が目的ではなく、新たなYSPの価値観である“レスプレゼンス”を実現するための手法なのです。

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