Yamaha Design “Synapses” MODUS R01

2009 / ELECTRONIC PIANO


インテリアのアクセントになる、新しい佇まいの電子ピアノ。

ジョウヒン上品 / Elegance

シンプルな四本脚テーブルのように凛としたシルエット。厚さを最小限に抑えた本体を支える脚は、内側に緩やかな丸みをもたせ、スラリとした印象に。

テザワリ手触り / Tactile

人の肌に近い触り心地と湿度を感じさせる「特別な白」の塗装を施しました。黒鍵やLEDがほんのり透ける乳白のアクリルと触感のコントラストを織り成します。

チョウワ調和 / Harmony

シンプルで等身大なインテリアにフィットする家具的な表情を持つ一方、楽器としての洗練された存在感も両立させてています。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

鍵盤蓋を180度開くと、そこは自由なスペース。レッスンではなく、ゆったりとリラックスして演奏が愉しめる自分だけの空間です。


Kao Nimura
Kao Nimura
Designer
Yamaha Design Laboratory

何気ない毎日の中で、良質な時間を共に過ごすピアノ。

「流行のものより、ありのままの自分に似合うもの、シンプルで質の高いものを選びたい。」「五感や心の豊かさ、ゆとりの時間など『気持ちの価値』を大切にしたい。」「レッスンや発表会で弾くピアノではなく、いつも自分の近くにいてくれるピアノがほしい。」「弾くことで癒されたり、自分の内側から少しエネルギーが湧いてくるピアノがほしい」。そんな人のために発想されたのが、このMODUS R01です。
一言で言えば、「自分だけのためのピアノ」。それは穏やかな空気を漂わせる、親しみのもてる存在であってほしいと思います。全体のトーンは軽やかな「白」に。そしてフォルムはモダンなテーブルのようにスリムで美く。そして、洗練されたシンプルなフォルムだからこそ、デザインの質感が重要なキーになります。
たとえば本体の塗装色である「白」は、試行錯誤を重ねて練り上げられたMODUS R01専用の色。純粋な白はインテリアの中で目立ちすぎるため、人が生活する空間に緊張感を与えてしまいます。そこでほんの少しだけクリームがかった暖かい「白」を作り出しました。本体の塗面は人の肌に近い、しっとりとした質感を持っており、触感からも親しみを感じさせます。このトップコートは光を柔らかに反射するため、上質で落ち着いた存在感を醸し出しています。またシルエットの面では、本体を支える4本の脚の内側にゆるやかな丸みをもたせることで、しなやかさと優美さを実現しています。弾き手にとって大切な鍵盤を収めた宝石箱のような本体を支える脚は、やはり美しいものでありたいと考えたからです。

  • 補足の写真1
  • 補足の写真2

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