Yamaha Design “Synapses” SV120

1997 / SILENT VIOLIN

GOOD DESIGN LIFE-SCAPE DESIGN AWARD


バイオリンの演奏感はそのままに、消音機能を実現したサイレントバイオリン。

ミナオス見直す / Reconstruction

伝統的なバイオリンの演奏性と優美さ、憧れ感を継承しながら、どこまで音量を抑えられるか。「音を消す」という楽器としては新たな視点でバイオリンを再構築。

カンケツ簡潔 / Minimal

バイオリンの演奏性や楽器としての優雅な佇まいを損なうことなく、構成要素を最小限にまで絞り込むことで、その楽器の本質を浮かび上がらせます。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

指板と駒はバイオリンと同じパーツに。重量もバイオリンと同じ重さとすることで、プレイヤーが気持ちをこめられる自然な演奏感を実現。

ヒクスガタ弾く姿 / Dual-View

角度がわかるように外形の片側を残したシルエットが、観客の目線からは、プレイヤーとバイオリンが一体となった姿に、エレガントさとオリジナリティを与えます。


Takashi Honda
Takashi Honda
Designer
Yamaha Design Laboratory

バイオリンを、どこまで削ぎ落とせるのか。

サイレントバイオリンは、片側だけのボディをもった斬新なデザインですが、これはすべて演奏性という必然に由来したもので、新奇性を狙ったものではありません。それはバイオリンを、バイオリンたらしめたまま、どこまで削ぎ落とせるのか、という挑戦でした。
バイオリンは演奏する方も多いので、演奏性はもちろん、バイオリンが醸し出す気品や憧れ感を損なうことなく、音を小さくしなくてはなりません。バイオリンを徹底的に要素分解し、演奏性を維持するのに必要な部分だけを抽出して再構築していきました。
発売当初、「ここまでアヴァンギャルドなデザインのバイオリンをヤマハが出していいのか」という論議もありましたが、発売すると「よくぞやった」と賞賛の声をいただき、結果として多くの方、とくに大人の方々がバイオリンを手にする機会が増えました。実際にバイオリンの練習は音が気になるものですが、サイレントバイオリンであれば気兼ねなく夜でも練習できます。バイオリン人口の拡大にも一役買った楽器になったと思います。(談:デザイン研究所 峯郁郎)

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