出展作品のご紹介

DESIGN RECIPE

Assort
Steinberg USB Controller CMC Series (2011)

  • [ 画像 ] Assort
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音楽制作ソフトのGUIから使用頻度の高い操作子を集める。
並べて使ってもまとまりのある共通のプラットフォームを作り、取り揃えた各種操作子をアレンジして並べる。

CMCシリーズはCUBASE(スタインバーグ社の音楽製作ソフト)の為のコントローラモジュールシステム。
それぞれに特徴のある六つのUSBコントローラで構成されている。PC画面上の世界ではなくダイレクトに操作でき、またその機能を自由に選んで組むことで、直観的で使い勝手の良い音楽製作環境を実現できる。

Drawing
Ripple A sound device prototype (2013)

[ 画像 ] Drawing

音が遠くまで広がっていく様子を子供が描くように線で描く。
それが風景となるように空間に配置する。

新たな音響装置のデザインスタディ。
一般的な楽器の音質やサイズの固定観念から離れ、原初的な音現象に焦点を当て、且つ空間デザインであることを意図した。リングとリングが奏でる音の連鎖は、聴く者の感覚に作用しその行動に働きかける - 風景がそうであるように。

Face & Taper
Horizontal Free Keyboard Concept Prototype (2013)

  • [ 画像 ] Face & Taper
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鍵盤/音響/操作子、入出力端子など、インターフェイスの各要素から、それぞれにふさわしい素材を選択し、合理的に並べる。そして、全体を観客側に向けて斜めに傾ける。

このキーボードは水平から、観客側に飛び込むような斜めの状態まで角度を変えることで、演奏者は自身の指使いを観客にアピールできる。スタジオユースからステージパフォーマンスまで様々なレベルで演奏者の創造性を刺激する。ここで提案されているのは、その多様なポジションが可能な機能性だけでなく、それが演奏者の感性へ刺激となることである。

Fill
A pair of Keyboard stands Prototype (2013)

  • [ 画像 ] Fill
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空洞の物体、あるいは繊細な骨格でできた物体の内部を埋め、その存在感や安定感を強調する。

モノリスは何の支えもなく直立し自身の重さで立っている一般的なキーボードスタンドの、ともすればその華奢な構造を、しっかりと地面に接した2つの独立した木の塊に置き換えた。
キーボードとの接点を最小としながら確実に支え、かつキーボートとプレイヤーの存在を際立たせている。

Garnish a cropped contour line
Yamaha Silent Violin™ SV100 (1997)

  • [ 画像 ] Garnish a cropped contour line
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演奏者と楽器の接点を見出し、最小限の構成を抽出する。
そして不要な部分をそぎ落とし、抽出された輪郭線で縁を付ける。

ヤマハサイレントバイオリン SV100(1997)
音を消すという新しいコンセプトでデザインした電気バイオリン。
専用のデジタルサウンドプロセッサを内蔵し、ヘッドホンで自然な音響を聴きながら演奏可能で、周囲に気兼ねなく、いつでもどこでも練習ができる。最小限の要素で構成し、軽量としながらクラシックバイオリンとして自然なボウイングができるように、一部輪郭線で縁取られている。

Integrate into a mono form
An electric violin Prototype (2013)

  • [ 画像 ] Integrate into a mono form
  • [ 画像 ] Integrate into a mono form
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演奏者と楽器の接点を見出し、最小限の構成を抽出する。
そして形状要素を統合しモノフォルムを構成させる。

電気バイオリン プロトタイプ(2013)
新しい電気バイオリンの為のデザインスタディのひとつ。
電気バイオリンは電気ギターやベースのようには確立されておらず、依然として「実験」的楽器と見られているがその音色はオルタネイティブロック、ポップ、前衛音楽などのジャンルでボーダーレスに好まれて演奏される。
このスタディではそんな超越した音楽ジャンルを体現し、演奏者を挑発するような際立ったデザインを目指した。

Locate & Crop
Yamaha Tone Generator TQ5 (1989)

  • [ 画像 ] Locate & Crop
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操作子を合理的に構成/配置し、適度な間隔で整列させる。
その全体を演奏者に向け、且つ外形を置かれる場所に沿って刳り貫く。

ヤマハトーンジェネレータ TQ5(1989)
TQ5は電子ピアノの演奏性を拡張する、トーンジェネレータとシーケンサが統合した外部接続ユニット。
譜面板の左側に置かれて操作を容易にするため、斜めの操作子のユニークな形状がデザインされた。

Mash Up
Guitar stand stool Prototype (2010)

  • [ 画像 ] Mash Up
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ひとつのものに2つの状態を与える。

楽器と家具との中間領域ともいえる新しいカテゴリーのデザインスタディ。
ギタースタンドがギタースツールに、あるいはギタースツールがギタースタンドになる。

Maximum Subtraction
Yamaha Wind MIDI Controller WX7 (1987)

  • [ 画像 ] Maximum Subtraction
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演奏者と楽器の接点を見出し、最小限の構成を抽出する。
そして形状要素を統合しモノフォルムを構成させる。

ヤマハウインドミディコントローラ WX7(1987)
WX7はMIDI機器(シンセサイザ、トーンジェネレータ、音楽ソフトなど)をコントロールする管楽器のひとつ。
接続するMIDI機器の能力次第でほぼどんな音でも奏でることができる。サックスやリコーダーのような管楽器の運指で演奏できる「MIDIコントローラ=新しい電子楽器のあり方」の原型を目指した。

Quantize
Yamaha TENORION™ TNR-W(2008)

  • [ 画像 ] Quantize
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ミュージックシーケンサーのシステムとインターフェイスを再定義する。
操作子を粒化し、触感のある画面として配列する。

ヤマハ テノリオン TNR-W(2008)
テノリオンは、ヤマハとメディアアーティストの岩井俊雄氏が協同でデザインした電子楽器。
16個X16個のLEDスイッチのから成るスクリーンをもち感覚的な操作でフレーズを造り出す。
またそのフレーズを重ね合わせるなどして音楽を製作しつつ奏でることができる。
いわゆる「打ち込み」系の音楽に直感的な演奏性、パフォーマンス性をもたらした。

Reframe
Portable Personal Guitar Prototype (2013)

  • [ 画像 ] Reframe
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ギターから自然楽器として重要な要素を個別に見出し四角形の中に再構成する。

ポータブルパーソナルギター プロトタイプ(2013)
このデザインスタディでは「自然楽器を演奏する愉しみ」の新しい機会を産み出そうとした。そのサイズ故に音は小さく、普通の鞄に入り、ともに旅をすることもできる。アコースティックなデザインは演奏者に自然楽器ならではの豊かな音の振動を伝える。

Squash
Sound as memory A shaker prototype (2013)

  • [ 画像 ] Squash
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粒上の素材をパイプに入れる。
そして両端をつぶして封じ込める。あなたの体験の思い出とともに。

その場で音の素材を選び、あなただけのシェイカーを作るという「体験のデザイン」。
いったんつぶして封じこめると内容物は外から見えないが、振って音を出せばその思い出が蘇る。
楽器とひとの出会いの新しいかたち。

Stencil
Prototype based on Yamaha Desk top Audio TSX-112 (2011)

  • [ 画像 ] Stencil
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現代の音楽性の文脈から、グラフィックの素材を創る。
それを対象に載せ、そのグラフィックパターンに沿って開口部を形作る。

現代の音楽・文化にシンクロしたデザインとは何か、を見出す為のデザインスタディ。ヤマハ デスクトップオーディオ TSX-112をベースに、英国のグラフィックデザイナー、ネビル・ブロディ氏と協同製作した。

Tilt
Musician's Mirror Prototype (2010)

  • [ 画像 ] Tilt
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傾けることによって次元をシフトし、新しい視点を与える。

楽器と家具との中間領域ともいえる新しいカテゴリーのデザインスタディ。
演奏者が自分の姿をみるとそれは観客からの視点。そのナルシシスティックな気持ちに応える。

Treble
Wide wide music stand Prototype (2010)

  • [ 画像 ] Treble
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そのものを、3倍に(大きく/長く)する。

楽器と家具との中間領域ともいえる新しいカテゴリーのデザインスタディ。
楽譜を6枚並べることができる譜面台。演奏スタイルが自由になり演奏者の気持ちが拡がるかもしれない。

Wrap & blur
A Bluetooth speaker Prototype (2013)

  • [ 画像 ] Wrap & blur
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柔らかい透過性のある素材で包み、空間との境界を曖昧にする。

スピーカーとリスナーの関係を再考するデザインスタディ。
スピーカーの存在感や方向性を曖昧にするそのデザインは「ながら聴き」にぴったりかもしれない。