展示コンセプト
ヤマハ株式会社は、2020年2月1日にデザイン・ミュージアム(ロンドン)にてコンセプト楽器「Industrial Instruments」を用いたライブ演奏のイベントを開催。本イベントは、デザインミュージアムロンドンが開催したサウンドアーティスト:スズキユウリ氏の企画展「Sound in Mind」内の一プログラムとして同氏と共同で発表しました。
「Industrial Instruments」は、スズキユウリ氏と共同で研究開発したアコースティック楽器のコンセプトモデル群であり、現代の文脈から「楽器を再解釈するならば」という視点のもと制作を行いました。
今回提案する3つのコンセプトモデルは、音を発する機構部品と音を反響させる共鳴箱との構成から成り、機構部品には電気のスイッチボタンであったり、鍵のロック部品、櫛の先端部分など、私たちの日常生活に親しみのある素材を利用しています。各素材にはそれ特有の音を有しており、それらを音源として活用することで、現代における新しい音楽が生み出せるのでないかと考えます。
今回のイベントではライブ演奏の他、スズキユウリ氏とのトークセッションも含まれ、新しいアコースティック楽器の展望、またそこから生まれる音、音楽の可能性を示唆します。


