若手座談会

多様な想いをカタチにする。
ヤマハには
そのための環境がある。

Talk Session Member

福島 啓

楽器事業本部 ギター事業部
ギターマーケティング&セールスグループ
2020年入社/異文化コミュニケーション学部卒

井上 はるか

法務部 法務グループ
2020年入社/人文社会科学部卒

伯川 瑠菜

ゴルフHS事業推進部
マーケティンググループ
2020年入社/外国語学部卒

最終面接で、舞を披露?

まずは、入社動機を教えてください。

福島 幼少期を過ごしたベネズエラ・アルゼンチンに関われる仕事がしたい。真のグローバル企業で働きたい。そんな想いから、ヤマハを選びました。中南米の魅力は「人生を心から楽しむ、人間らしさ」にあふれていること。そこに「音楽・楽器」を通じて、感動を届けられるわけですからね。ヤマハは私にとって、唯一無二の会社だったんです。

伯川 きっかけは大学時代のロシア留学です。そこで、海外の人たちから、口々に「日本のものづくりの素晴らしさ」を語られたことで、日本のメーカーで働きたいという気持ちが強くなっていきました。ヤマハを選んだ理由は、出会う人すべてが優しく、魅力的だったこと。威圧的な態度で面接してくるような会社は、ぜんぶ「削除」していましたから(笑)。

井上 ヤマハの法務部でのインターンシップをきっかけに、「ヤマハの法務部で働きたい」と思うようになりました。2週間という短い間でしたが、企業法務の面白さや難しさ、重要性を学び、感動を届けるヤマハという会社自体にも強く惹かれました。選考時に印象に残っているのは、最終面接の自己アピールタイムで歌と踊りを披露したことですね。

福島 確かに、「何をしてもいい」とは言われていたけど……(笑)。

伯川 何を踊ったの?

井上 神社で巫女のアルバイトをしていたので、舞を披露しました。役員の方もちゃんと覚えてくださっていて、入社後に「巫女の子かぁ!」って(笑)。

福島 こうやって話を聞いてみると、「そうだったんだ」っていう発見がたくさんあるよね。私たちが入社したときは、コロナ禍のまっただ中。入社式もなかったし、集合研修も複数のクラスに分けられていたから。

伯川 同期は60人近くいるから、顔は知っているけれど……という人も多い。でも、ヤマハには、さまざまな交流があるので、知り合う機会は多いよね。今はなくなってしまったけれど、社員寮があることも大きかったと思うな。

「挑戦と成長」の風土が魅力。

入社前と入社後でギャップはありましたか?

伯川 いい意味でありませんでしたね。残業続きで、仕事に追われるといったこともなく、個々人の裁量で、自由に調整できる。だから、プライベートも充実しています。趣味の読書を楽しんだり、チームのメンバーとラウンドしたり。メリハリがしっかりしているのだと思います。

福島 そうだね。仕事は仕事でプロとしての責務を全うする。でも、それと関係ないところでは、かなり自由な雰囲気があるよね。入社前に食堂を訪れる機会があったんだけど、バンドのツアーTシャツを着ている社員さんを見て「自由だなー」って驚いた記憶がある(笑)。

井上 私もギャップというギャップはなかったですね。インターンシップで会社の雰囲気をつかめていたこともあります。入社してから、より強く感じたギャップは、どんなに若手であっても、挑戦させてくれることだと思います。そして、「できないことが当たり前だ」という考えを前提に、周囲が人を育くんでいく環境は大変ありがたいです。難しい案件や組織づくりに関する取り組みなどにも積極的に関わることができるので、やりがいも大きいですね。

福島 いろいろなことを任されることは大きな魅力だよね。2年目から韓国、台湾、オーストラリアの販売担当を持たせてもらっているし、今はギターアンプのマーケティングもしている。プロセスも自由度が高いし、自分のアイデアや経験を大きく活かすことができていると思う。今の部署はグローバル色が強く、業務のコミュニケーションも大半が英語。望んでいた仕事ができていると感じているな。

伯川 今、ちょうど3つの企画を任されているんだよね。ゴルフの商品企画に異動してきて1年あまり。これほど、大きな仕事を任されているって、本当にすごいことだと思う。しっかりと結果を出したい、期待に応えたい。そう考えて、がんばっているところ。確かに、大変なことも多いんだけどね(笑)。

「感性」を言葉にするって難しい。

福島 ヤマハのものづくりは「感性」に届く。だからこそ、一人ひとりの経験や価値観を仕事に活かしていくことができると思うんだよね。そこが面白さでもあり、難しさでもある。たとえば、プロのアーティストにヤマハ製品に対する感想や意見を求めるときなどは、情緒的で、感覚的な言葉が飛び交う。それが、どういうことなのか。製品づくりにどう反映していくのか。ただでさえ難しいのに、それを英語でやりとりするという……。

伯川 わかる! ゴルフも似たようなところがあるもの。試打してもらったときに、「ヘッドがなめらかに走る感覚がほしい」というアドバイスをいただいて……。感性を言葉にして、データに落とし込んでいくって本当に大変だから。でも、私自身がゴルフをしていた経験は確実に活かされていると思う。女性向けの製品には、「女性が感覚的に振りやすい」といった女性を意識した工夫が求められるから。

井上 法務の仕事を通じて、いろいろな部署の人と接することがありますが、みんなが仕事を心から楽しんでいる感じがしますね。「こんな音が出せた!」「今までにない価値をつくれた!」なんて話を聞くと、こっちも楽しい気持ちになります。ただ、契約書の作成時は、事業部の方から「感性」を用いたふわっとした要望を頂くことがあります(笑)。なので、その要望を契約書に落とし込めたときは達成感がありますね。

皆さん、それぞれにヤマハでの仕事を楽しんでいらっしゃるようですね。
最後に今後の目標を教えてください。

福島 担当する製品のエキスパートになること。そして、海外の拠点に駐在し、ギタービジネスに貢献することですね。ゆくゆくは自身のバックグラウンドをつくってくれた中南米で、音楽を通じて感動を届けていきたいと思っています。

井上 法務の仕事は、事業を守ることだけだと思われがちですが、事業を推進することも重要です。まだまだ専門性が足りない部分はありますが、自己研鑽を続けていくことで、ヤマハのビジネスに貢献できるプロフェッショナルになりたいと思っています。

伯川 「こんなものがほしかった」と言っていただける商品を企画し、多くの人々に届けること。それが一番の目標です。まずは、現在の担当商品をヒットさせたいと思っています。今から店頭に並ぶ日が楽しみで仕方ないんです!

MESSAGE

福島 総合楽器メーカーであるヤマハは唯一無二で知名度の高い企業です。ただ、ヤマハに入ること自体はそれほど重要なことではないと思います。大切なのは「ヤマハで何をしたいのか」「自分の人生において、何を成し遂げたいのか」。それを明確にすることが、皆さんの幸せな選択につながると思います。

井上 ヤマハに入社してできることは、楽器・音響機器の開発や営業だけではありません。自分の持つ専門性を生かして、様々な形で世界中にいるお客様にヤマハの製品や感動を届けることができます。グローバル企業であるヤマハのビジネスを一緒に高めていける仲間を心待ちにしています。

伯川 「どんな仕事をしたいか」を考えることはもちろん大事ですが、皆さんには「どんな生活をしたいか」を考えておくことをお勧めします。そこがはっきりとイメージできれば、ライフステージが変化したときにも、柔軟に対応していくことができると思います。