モバイルインターネット接続機能

概要

本機能は、携帯端末をルーター本体に接続し、携帯端末から発信してインターネット接続するものです。
固定回線がなくても本機能に対応した携帯端末と契約があれば、ルーター経由でインターネット接続をすることができます。
本機能は発信のみに対応し、着信での利用はできません。

対応する携帯端末はUSBインターフェイス経由で接続するものだけであり、携帯端末をPPインターフェイス(USBモデム)として制御、又はWANインターフェイス(ネットワークアダプタ)として制御します。

本機能をご利用になるには以下の機材等が必要になります。

対応ルーター

  • 対応端末や一部機能の利用については特定のファームウェアが必要です。

対応携帯端末

  • データ通信のためのプロバイダ契約(通信事業者によって異なります)
  • 携帯端末に応じて、対応のUSBケーブル

RTX1200(Rev.10.01.55)での対応状況です。

通信事業者 機種
中国電信 EC169
EC189
EC1260
AC580
EC150
EC120
EC122
EC177
中国聯通 E176G
E180
E353
MF668A
中国移動 ETxxx

注意事項

高額な課金について

データ通信(パケット通信)の契約が従量制である場合、あるいはデータ通信が定額制の契約の対象外である場合、長時間通信したり大量のデータをやりとりすると高額な料金が発生します。ご使用にあたっては、通信料金について十分ご注意ください。
通信時間や通信量を、接続毎あるいは累積で監視して警告を出したり接続を制限する機能もあります。必要に応じてご利用ください。

データ通信プランについて

本機能は64kデータ通信には対応していません。

通信端末について

ご利用になる携帯端末の取扱説明書に指定されている使い方や環境条件のもとでお使いください。

対応機種とファームウェアリビジョン

本機能は、以下の機種およびファームウェアで利用できます。

機種 ファームウェア
RTX820 Rev.11.03.16以降
RTX1200 Rev.10.01.20以降
RTX800 Rev.10.01.20以降

※一部機能の利用についてはファームウェアの対応をご確認ください。

接続の概要

構成図

┌────────┐       ┌────────┐
│        │  USB  │  携帯端末  │  パケット通信
│  ルーター  ├───────┤(USBモデム)│〜〜〜(携帯網)〜〜〜(インターネット)
│        │       │(ネットワーク │
│        │       │   アダプタ)│
└────────┘       └────────┘

データ通信の種類

主に以下の2つのデータ通信の形態があります。

  • パケット通信
    • 送受信したデータ量に応じて通信料がかかる通信形態です。
      ※従量制契約や従量制アクセスポイントへの接続などの定額対象以外のデータ通信では、データ量が多いと非常に高額な通信料となるためご注意ください。
  • 64Kデータ通信
    • 接続している時間に応じて、通信料がかかる通信形態です。(通信速度64Kbps)

本機能では、このうちのパケット通信を使用します。本来パソコンで行う設定をルーターのコマンドから行う必要があります。データ通信の詳細はお手持ちの携帯端末の取り扱い説明書をご覧ください。

接続までの流れ

携帯端末をパソコンのUSBインターフェースで接続してパケット通信を行うときと同様に、ルーターがパソコンの代わりに設定や発信動作を行います。

  • 上記の構成図のように携帯端末をルーターのUSBインターフェースに接続します。
  • パケット通信に対応した、ご利用になりたい任意のプロバイダを設定し、ルーターから発信させます。
  • ルーターからプロバイダを経由してインターネットへ接続できるようになります。

なお一部の端末では、ルーターに接続すると以下のような動作が見られることがあります。

  • 最終的に認識できるまでに30秒程度の時間を要する。
    認識が完了するとUSBランプが点滅から点灯に変わります。
  • ブザー音が4回鳴った後に認識される。
    4回のブザー音はSIMカードの認識に時間がかかるための警告音です。
    ブザー音はalarm entire offのコマンド設定で消すことができます。
  • 以下のログが出力される。
    [USB_HOST] MOBILE : WARNING : 64k data unsupport model
    [USB_HOST] MOBILE : can't find SIM card.

これらはいずれも携帯端末の接続時の挙動によるもので、既知の動作です。
接続後のデータ通信には影響ありません。

設定・接続方法

プロバイダの指定

発信先の情報としてAPN(Access Point Name)とCID(Context Identifier)が必要となります。
以下の表は弊社で確認できた内容の一例であり、利用するサービス等により異なる可能性があります。
正確な設定内容は携帯端末の取扱説明書を参照したり、通信事業者にご確認ください。

通信事業者 APN CID 電話番号
中国電信 ctnet 1 #777
中国連通 3gnet 1 *99#
中国移動 cmnet 1 *99**1#, *98*1#

プロバイダ毎の設定例

○設定例1: 中国電信の3Gで使用する例
# mobile use usb1 on                           ... USB1をモバイルインターネット接続用に使用
# pp select 1
pp1# pp bind usb1                              ... USB1をPP[01]にバインド指定
pp1# pp auth accept pap chap
pp1# pp auth myname xxxxx yyyyy                ... IDとPasswordは任意
pp1# ppp lcp mru off 1792                      ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp accm on                           ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp pfc on                            ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp acfc on                           ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp ipcp ipaddress on
pp1# ppp ipcp msext on
pp1# ppp ipv6cp use off
pp1# ip pp nat descriptor 1000
pp1# mobile access-point name ctnet cid=1      ... APN=ctnet cid=1と設定
pp1#mobile dial number #777                    ... 中国電信の3Gの電話番号
pp1# pp enable 1
pp1# pp select none
# ip route default gateway pp 1
# dns server pp 1
# nat descriptor type 1000 masquerade
# save

手動で発信するには#connect 1を発行します。
なお、mobile auto connect onを設定すると、パケット発生時に自動で発信させることも可能です。

○設定例2: プロバイダに中国電信を指定し、上限以上の通信を制限する例

接続中に制限値に達するとその接続を切断し、再接続できなくなります。
この制限値には初期値があります。通信制限についてを参照してください。

# mobile use usb1 on                        ... USB1をモバイルインターネット接続用に使用
# pp select 1
pp1# pp bind usb1                              ... USB1をPP[01]にバインド指定
pp1# pp auth accept pap chap
pp1# pp auth myname xxxxx yyyyy                ... IDとPasswordは任意
pp1# ppp lcp mru off 1792                      ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp accm on                           ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp pfc on                            ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp acfc on                           ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp ipcp ipaddress on
pp1# ppp ipcp msext on
pp1# ppp ipv6cp use off
pp1# ip pp nat descriptor 1000
pp1# mobile access-point name ctnet cid=1      ... APN=ctnet cid=1と設定
pp1# mobile dial number #777                   ... 中国電信の3Gの電話番号
pp1#mobile access limit length 10000        ... 累積パケット長10,000byteで強制切断、発信制限
pp1#mobile access limit time 3600           ... 累積通信時間3,600秒で強制切断、発信制限
pp1#mobile disconnect time 120              ... 120秒間パケットの送受信がなければ切断
pp1# pp enable 1
pp1# pp select none
# ip route default gateway pp 1
# dns server pp 1
# nat descriptor type 1000 masquerade
# save
○設定例3: 中国聯通の3Gで使用する例
# mobile use usb1 on                           ...USB1をモバイルインターネット接続用に使用
# pp select 1
pp1# pp bind usb1                              ... USB1をPP[01]にバインド指定
pp1# pp auth accept pap chap
pp1# pp auth myname xxxxx yyyyy                ... IDとPasswordは任意
pp1# ppp lcp mru off 1792                      ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp accm on                           ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp pfc on                            ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp lcp acfc on                           ... 通信量削減のため推奨
pp1# ppp ipcp ipaddress on
pp1# ppp ipcp msext on
pp1# ppp ipv6cp use off
pp1# ip pp nat descriptor 1000
pp1# mobile access-point name 3gnet cid=1      ... APN=3gnet cid=1と設定
pp1# mobile dial number *99#                   ... 中国聯通の3Gの電話番号
pp1# pp enable 1
pp1# pp select none
# ip route default gateway pp 1
# dns server pp 1
# nat descriptor type 1000 masquerade
# save

手動で発信するには#connect 1を発行します。
なお、mobile auto connect on を設定すると、パケット発生時に自動で発信させることも可能です。

通信制限について

意図せずに高額な料金が発生しないよう、携帯端末での通信時間とパケット長に初期値として上限を設けています。上限の初期値はmobile access limit lengthmobile access limit timeコマンドの項を参照してください。
これらの上限に達した場合は、通信中であれば通信を強制終了し、それ以降は発信接続しません。
clear mobile access limitationコマンドを発行するか、システムを再起動すると通信制限は解除されます。

さらに上記設定例3のように、監視対象の期間を設定することができます。現在からさかのぼってその期間内を対象にしたデータ量と接続時間だけを監視の対象とすることができます。
警告値を設定すると制限値に達する前に警告を発生させることができます。警告が発生している状態か否かはshow status ppコマンドで確認することができます。
期間を設定すると、警告や制限に達した場合でも、時間が経過すると警告や制限を解除することができます。
制限値への到達、警告の発生や解除はログで表示します。

また無通信監視切断タイマとして、送信受信方向それぞれ及び双方向の監視のタイマを個別に設定することができます。通信のない状態が一定時間続くと回線を自動で切断します。
これらのタイマにも初期値が設定されています。mobile disconnect timemobile disconnect input timemobile disconnect output timeコマンドの項を参照してください。

使用するPPインターフェースについて

IPsec接続やNAT、フィルタなどは他のPPインターフェース同様に利用することができます。

コマンド

以下のコマンドはRev.10.01.20以降のファームウェアで利用できます。

携帯端末を使用するか否かの設定

[書式]
mobile use INTERFACE USE
no mobile use INTERFACE [USE]
[設定値]
  • INTERFACE
    • usb1 ........... USB1をモバイルインターネット接続に使用
  • USE
    • on ............. 携帯端末を使用する
    • off ............ 携帯端末を使用しない
[説明]

指定のバスに接続された携帯端末をインターネット接続に使用するか否かを設定する。

[初期値]
off

携帯端末に直接コマンドを発行する

[書式]
execute at-command INTERFACE COMMAND
[設定値]
  • INTERFACE
    • usb1
  • COMMAND
    • ATコマンド
[説明]
  • 指定したインターフェイスに接続された携帯端末に対して、ATコマンドを直接発行する。
    • 例:
      execute at-command usb1 AT+CGDCONT=<1>,\"PPP\",\"mopera.ne.jp\"
      ※ "を指定するときは\"のように\を付加する必要がある。
  • 以下のコマンドも同様にATコマンドを発行するので、本コマンドと併用するときは注意が必要である。
    • usbhost modem initialize
[ノート]

特別な理由がない限り本コマンドを使用する必要はない。

指定した相手に対して発信制限を解除する

[書式]
clear mobile access limitation INTERFACE
clear mobile access limitation pp [PEER_NUM]
[設定値]
  • INTERFACE
    • usb1 ........... USBインターフェイス
  • PEER_NUM ........... 相手先情報番号
    • 省略時は現在選択している相手先
[説明]

mobile access limitコマンドによって発信制限がかかったインターフェイスに対し、制限を解除して再び発信できるようにする。なお、電源の再投入でも発信制限は解除される。

PPで使用するインターフェイスの設定

[書式]
pp bind INTERFACE
no pp bind [INTERFACE]
[設定値]
  • INTERFACE
    • usb1 ........... usb1を使用する
[説明]

選択されている相手について使用するインターフェイスを設定する。

[初期値]

どのインターフェイスともバインドされていない

携帯端末からの自動発信設定

[書式]
mobile auto connect AUTO
no mobile auto connect [AUTO]
[設定値]
  • AUTO
    • on ............. 携帯端末から自動発信する
    • off ............ 携帯端末から自動発信しない
[説明]

選択されている相手について自動接続するか否かを設定する。

[初期値]
off

携帯端末を切断するタイマの設定

[書式]
mobile disconnect time TIME
no mobile disconnect time [TIME]
[設定値]
  • TIME
    • 1-21474836 ..... 秒数
    • off ............ タイマを設定しない
[説明]

選択されている相手についてPP側の送受信がない場合の切断までの時間を設定する。

[初期値]
60

携帯端末を入力がないときに切断するタイマの設定

[書式]
mobile disconnect input time TIME
no mobile disconnect input time [TIME]
[設定値]
  • TIME
    • 1-21474836 ..... 秒数
    • off ............ タイマを設定しない
[説明]

選択されている相手についてPP側からデータ受信がない場合の切断までの時間を設定する。

[初期値]
120

携帯端末を出力がないときに切断するタイマの設定

[書式]
mobile disconnect output time TIME
no mobile disconnect output time [TIME]
[設定値]
  • TIME
    • 1-21474836 ..... 秒数
    • off ............ タイマを設定しない
[説明]

選択されている相手についてPP側へのデータ送信がない場合の切断までの時間を設定する。

[初期値]
なし

発信先アクセスポイントの設定

[書式]
mobile access-point name APN cid=CID
no mobile access-point name [APN cid=CID]
[設定値]
  • APN
    • FOMAパケット通信に対応したアクセスポイント名(Access Point Name)を指定する。
  • CID
    • 1-10 ........... CID番号
[説明]

選択されている相手についてアクセスポイント名(APN)とCID番号の割り当てを設定する。

[初期値]
なし

パケット通信量制限の設定

[書式]
mobile access limit length LENGTH
no mobile access limit length [LENGTH]
[設定値]
  • LENGTH
    • 1-2147483647 ... 送受信する累積パケットデータ長の上限値(バイト)
    • off ............ 制限しない
[説明]

選択されている相手について、送受信するパケットの累積データ長の上限値を設定する。

上限に達した場合は通信を強制的に切断し、その後の通信もブロックする。

携帯端末のパケット通信は128バイトごとに課金されるが、ルーターと携帯端末間で送受信されるデータが128バイト単位である保証はない。
例えばルーターが512バイト(128バイト×4)のデータを送受信したとしても、4パケット分の通信料金である保証はなく、携帯網ではそれより多くのパケットに分割されて送受信されている可能性がある。

また、ルーターと携帯端末の間を流れるデータは非同期データであり、データの内容によっては本来のデータよりも長くなることがある。従って、本コマンドで設定するデータ長はあくまで目安にしかならないので注意が必要である。

一度上限に達した場合はclear mobile access limitationコマンドを発行するか、システムを再起動しないと発信制限が解除されない。

なお、show status ppコマンドにて、現在までの累積パケットデータ長を確認可能である。
OFFを設定したときは警告が表示される。

[初期値]
200000

パケット通信時間制限の設定

[書式]
mobile access limit time TIME
no mobile access limit time [TIME]
[設定値]
  • TIME
    • 1-21474836 ..... 累積通信秒数の上限値
    • off ............ タイマを設定しない
[説明]

選択されている相手について、送受信するパケットの累積通信時間の上限値を設定する。

上限に達した場合は通信を強制的に切断し、その後の通信もブロックする。

本コマンドはmobile disconnect timeコマンドとは独立して動作する。

一度上限に達した場合はclear mobile access limitationコマンドを発行するか、システムを再起動しないと発信制限が解除されない。

show status ppコマンドにて、現在までの累積通信時間を確認可能である。
OFFを設定したときは警告が表示される。

[初期値]
3600

同じ発信先に対して連続して認証に失敗できる回数の設定

[書式]
mobile call prohibit auth-error count COUNT
no mobile call prohibit auth-error count [COUNT]
[設定値]
  • COUNT
    • 1-21474836 ..... 連続して認証に失敗できる回数
    • off ............ 発信制限をかけない
[説明]

選択された相手に対して連続して認証に失敗できる回数を指定する。
ここで設定した回数だけ連続して認証に失敗した場合、その後は、その発信先に発信しない。

なお、以下のコマンドを実行すると、再び発信が可能となる。
pp auth accept/pp auth request/pp auth myname/pp auth username/no pp auth myname/no pp auth username

また、電源の再投入でも発信制限は解除される。
OFFを設定したときは警告が表示される。

[初期値]
5

LCPのAsync Control Character Mapオプション使用の設定

[書式]
ppp lcp accm ACCM
no ppp lcp accm [ACCM]
[設定値]
  • ACCM
    • on ............. 用いる
    • off ............ 用いない
[説明]

選択された相手に対して[PPP,LCP]のAsync-Control-Character-Mapオプションを用いるか否かを設定する。
これを設定することで通信量を減らせることがある。
本設定はモバイルインターネット接続機能でのみ有効である。

[ノート]

onを設定しても相手に拒否された場合は用いない。また、Async-Control-Character-Mapの値は、自分から送出する場合も相手から受信する場合も0x00000000のみが用いられる。

[初期値]
off

発信者番号通知(186)を付加するかどうかの設定

[書式]
mobile display caller id DISPLAY 
no mobile display caller id [DISPLAY]
[設定値]
  • DISPLAY
    • on ............. 発信者番号を通知する(186を付加して発信する)
    • off ............ 発信者番号を通知しない(186を付加せず発信する)
[説明]

選択された相手に対して、発信時に186を付けて発信者番号を通知するかどうかを設定する。

[初期値]
off

詳細なSYSLOGを出力するか否かの設定

[書式]
mobile syslog SWITCH
no mobile syslog [SWITCH]
[設定値]
  • SWITCH
    • on ............. 詳細なSYSLOGを出力する
    • off ............ 詳細なSYSLOGを出力しない
[説明]

携帯端末に対して発行したATコマンドをSYSLOGとして詳細に出力するかどうかを指定する。
モバイルインターネット接続として発信動作に入ってからのものだけが記録され、発信動作前のものは記録されない。
FOMAリモートセットアップ時も記録されない。
併せてsyslog debug onの設定が必要となる。

[初期値]
off

携帯端末が接続状態になったときにアラーム音を鳴らすかどうかの設定

[書式]
alarm mobile SWITCH
no alarm mobile [SWITCH]
[設定値]
  • SWITCH
    • on ............. 鳴らす
    • off ............ 鳴らさない
[説明]

携帯端末が接続状態になったときにアラーム音を鳴らすかどうかを設定する。

[ノート]

FOMAリモートセットアップのときは対象外。

[初期値]
on

接続毎パケット通信量制限の設定

以下のコマンドはRev.10.01.20以降のファームウェアで利用できる。
[書式]
mobile access limit connection length LENGTH [alert=ALERT]
no mobile access limit connection length [LENGTH]
[設定値]
  • LENGTH
    • 1-2147483647 ...... バイト数、送受信するパケットデータ長の上限値
    • off ...... 制限しない
  • ALERT ...... 警告値、データ長あるいは[%]指定
[説明]

選択されている相手について、1回の接続で送受信するパケットのデータ長の上限値を設定する。
上限に達した場合は通信を強制的に切断する。
alertを指定して上限に達する前に警告を発生させることができる。警告はログに表示される。

[ノート]

携帯端末のパケット通信は128バイトごとに課金されるが、ルーターと携帯端末間で送受信されるデータが128バイト単位である保証はない。

例えばルーターが512バイト(128バイト×4)のデータを送受信したとしても、4パケット分の通信料金である保証はなく、携帯網ではそれより多くのパケットに分割されて送受信されている可能性がある。

また、ルーターと携帯端末の間を流れるデータは非同期データであり、データの内容によっては本来のデータよりも長くなることがある。

従って、本コマンドで設定するデータ長はあくまで目安にしかならないので注意が必要である。

[初期値]
off

接続毎パケット通信時間制限の設定

以下のコマンドはRev.10.01.20以降のファームウェアで利用できる。
[書式]
mobile access limit connection time TIME [alert=ALERT]
no mobile access limit connection time [TIME]
[設定値]
  • TIME
    • 1-2147483647 ...... 秒数、通信秒数の上限値
    • off ...... タイマを設定しない
  • ALERT ...... 警告値、秒数あるいは[%]指定
[説明]

選択されている相手について、1回の接続の通信時間の上限値を設定する。
上限に達した場合は通信を強制的に切断する。
本コマンドは mobile disconnect time コマンドとは独立して動作する。
alertを指定して上限に達する前に警告を発生させることができる。警告はログに表示される。

[初期値]
off

期間累積パケット通信量制限の設定

以下のコマンドはRev.10.01.20以降のファームウェアで利用できる。
[書式]
mobile access limit length LENGTH [alert=ALERT[,ALERT_CANCEL]]
no mobile access limit length [LENGTH]
[設定値]
  • LENGTH
    • 1-2147483647 ...... バイト数、送受信する累積パケットデータ長の上限値
    • off ...... 制限しない
  • ALERT ...... 警告値、データ長あるいは[%]指定
  • ALERT_CANCEL ...... 警告解除値、データ長あるいは[%]指定
[説明]

選択されている相手について、送受信するパケットの累積データ長の上限値を設定する。
上限に達した場合は通信を強制的に切断し、その後の通信もブロックする。
累積値は、

  • clear mobile access limitationコマンドの発行
  • mobile access limit durationコマンドの再設定
  • システムの再起動

でクリアされ、発信制限が解除される。

show status ppコマンドで、現在までの累積パケットデータ長を確認できる。
alertで警告値を設定すると、その警告値を上回った時にログに表示することができる。
またmobile access limit durationコマンドで累積期間を設定している場合には、alertで指定した警告解除値を下回った時にログに表示することができる。
警告解除値を指定しない場合は、期間累積のデータ長が0になるまで警告を解除しない。

[ノート]

警告値は上限値よりも小さく、警告解除値は警告値よりも小さくなければならない。
携帯端末のパケット通信は128バイトごとに課金されるが、ルーターと携帯端末間で送受信されるデータが128バイト単位である保証はない。

例えばルーターが512バイト(128バイト×4)のデータを送受信したとしても、4パケット分の通信料金である保証はなく、携帯網ではそれより多くのパケットに分割されて送受信されている可能性がある。
また、ルーターと携帯端末の間を流れるデータは非同期データであり、データの内容によっては本来のデータよりも長くなることがある。

従って、本コマンドで設定するデータ長はあくまで目安にしかならないので注意が必要である。
OFFを設定したときは警告が表示される。

[初期値]
200000

期間累積パケット通信時間制限の設定

以下のコマンドはRev.10.01.20以降のファームウェアで利用できる。
[書式]
mobile access limit time TIME [alert=ALERT[,ALERT_CANCEL]]
no mobile access limit time [TIME]
[設定値]
  • TIME
    • 1-2147483647 ...... 秒数、累積通信秒数の上限値
    • off ...... タイマを設定しない
  • ALERT ...... 警告値、秒数あるいは[%]指定
  • ALERT_CANCEL ...... 警告解除値、秒数あるいは[%]指定
[説明]

選択されている相手について、累積通信時間の上限値を設定する。
上限に達した場合は通信を強制的に切断し、その後の通信もブロックする。
本コマンドはmobile disconnect timeコマンドとは独立して動作する。
累積値は、

  • clear mobile access limitationコマンドの発行
  • mobile access limit durationコマンドの再設定
  • システムの再起動

でクリアされ、発信制限が解除される。

show status ppコマンドで、現在までの累積通信時間を確認できる。
alertで警告値を設定すると、その警告値を上回った時にログに表示することができる。
またmobile access limit durationコマンドで累積期間を設定している場合には、alertで指定した警告解除値を下回った時にログに表示することができる。
累積通信時間が警告値に達している間は再接続できない。警告解除値を下回ると再接続できる。
警告解除値を指定しない場合は、期間累積の接続時間が0になるまで警告を解除しない。

[ノート]

警告値は上限値よりも小さく、警告解除値は警告値よりも小さくなければならない。
OFFを設定したときは警告が表示される。

[初期値]
3600

SYSLOG

発信〜接続〜切断の一連の時に表示されるsyslogの例を示します。

PP[01] Calling ATDT#777 with usb1
[MOBILE] Signal Strength: -63[dBm] [|||] (usb1)
USB[1] SEND [ATDT#777]
USB[1] RECV [CONNECT 3100000]
USB[1] Connected
PP[01] PPP/IPCP up  (Local: XXX.XXX.XXX.XXX, Remote: YYY.YYY.YYY.YYY)

PP[01] Disconnecting, cause [No error.]
USB[1] SEND SIGNAL [DTR=OFF]
USB[1] RECV [NO CARRIER]
PP[01] Disconnected, cause [No error.]

電波の受信レベルを取得する

ルーターの操作で携帯端末の電波受信レベルを確認することができます。
ルーター設置時に確認してよりよい受信レベルを得られる設置条件を探したり、通信障害の原因解析時に過去の受信レベルの履歴を確認することができます。
以下のタイミングで電波の受信レベルを確認することができます。

  • データ通信開始直前とデータ通信終了直後に取得して受信レベルをログに表示する
  • 手動実行コマンドで実行して受信レベルをコンソールに表示する
  • GUI操作で実行して受信レベルをブラウザ画面に表示する
  • DOWNLOADボタンで実行して受信レベルを本体のLEDで表示する
  • 定期実行コマンドで実行して受信レベルの履歴をコマンドでコンソールで確認する

詳細は電波の受信レベル取得機能の文書を参照してください。

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