Revision : 11.03.23
Release : Feb. 2017, ヤマハ株式会社

Rev.11.03.23 リリースノート


RTX820 Rev.11.03.16 からの変更点


■脆弱性対応

  1. OpenSSLの以下の脆弱性対応を行った。

    CVE-2015-3195の脆弱性については、IKEv2 の PKI証明書を利用した認証(「デジタル署名方式」および「EAP-MD5方式)を行う場合に該当する。
    この脆弱性の影響により、メモリーリークやリブート、ハングアップなどが発生する可能性がある。

■機能追加

  1. FQDN Filter機能に対応した。
    http://www.yamaha.com/products/zh/network/ja/techdocs/fqdn_filter/
    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  2. BGP経路強制広告機能に対応した。
    http://www.yamaha.com/products/zh/network/ja/techdocs/bgp_force-to-advertise/
    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  3. BGPのTCP MD5認証機能に対応した。

    ○TCP MD5認証の事前共有鍵の設定

    [書式]

    bgp neighbor pre-shared-key NEIGHBOR_ID text TEXT_KEY
    no bgp neighbor pre-shared-key NEIGHBOR_ID [text TEXT_KEY]

    [設定値及び初期値]
    • NEIGHBOR_ID
      • [設定値] : 近隣ルーターの番号 (1...2147483647)
      • [初期値] : -
    • TEXT_KEY
      • [設定値] : ASCII文字列で表した鍵 (80文字以内)
      • [初期値] : -
    [説明]

    TCP MD5認証で用いる事前共有鍵を設定する。設定した事前共有鍵が一致するピア間のみ、BGPのコネクションが成立する。

  4. IKEv1のメインモードで、自分側のIDとして使用するIPアドレスを指定できるようにした。

    [書式]

    ipsec ike local id address GATEWAY_ID TYPE
    no ipsec ike local id address GATEWAY_ID [TYPE]

    [設定値及び初期値]
    • GATEWAY_ID
      • [設定値] : セキュリティ・ゲートウェイの識別子
      • [初期値] : -
    • TYPE
      • [設定値] :
        • inner ... IKE始動時に使用されるIPアドレスを使用する
        • outer ... グローバルIPアドレスを使用する
      • [初期値] : inner
    [説明]

    IKEv1のメインモードで、自分側のIDとして使用するIPアドレスを指定する。
    innerが指定された場合で、ipsec ike local addressコマンドでIPアドレスが設定されている場合にはそのIPアドレスが使用される。ipsec ike local addressコマンドでIPアドレスが指定されていない場合にはIKE始動時に自動選択されるIPアドレスが使用される。
    outerが指定されている場合、グローバルIPアドレスが使用される。

    [ノート]

    本コマンドはIKEv2としての動作には影響を与えない。
    本コマンドはIPv6ネットワーク上のIKEv1の動作には影響を与えない。

  5. TCP ウィンドウ・スケール・オプションをコマンドで変更できるようにした。

    ○TCP ウィンドウ・スケール・オプションを変更する

    [書式]

    ip INTERFACE tcp window-scale SWITCH
    ip pp tcp window-scale SWITCH
    ip tunnel tcp window-scale SWITCH
    no ip INTERFACE tcp window-scale [SWITCH]
    no ip pp tcp window-scale [SWITCH]
    no ip tunnel tcp window-scale [SWITCH]

    [設定値及び初期値]
    • INTERFACE
      • [設定値] : LANインターフェース名、WANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • SWITCH
      • [設定値] :
        設定値 説明
        off 何もしない
        remove TCPウィンドウ・スケール・オプションを削除する
      • [初期値] : off
    [説明]

    インターフェースを通過するTCPパケットのウィンドウ・スケール・オプションを強制的に変更する。
    removeを指定すると、ウィンドウ・スケール・オプションが有効になっていた場合には、無効にして転送する。

    ○TCP ウィンドウ・スケール・オプションを変更する

    [書式]

    ipv6 INTERFACE tcp window-scale SWITCH
    ipv6 pp tcp window-scale SWITCH
    ipv6 tunnel tcp window-scale SWITCH
    no ipv6 INTERFACE tcp window-scale [SWITCH]
    no ipv6 pp tcp window-scale [SWITCH]
    no ipv6 tunnel tcp window-scale [SWITCH]

    [設定値及び初期値]
    • INTERFACE
      • [設定値] : LANインターフェース名、WANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • SWITCH
      • [設定値] :
        設定値 説明
        off 何もしない
        remove TCPウィンドウ・スケール・オプションを削除する
      • [初期値] : off
    [説明]

    インターフェースを通過するTCPパケットのウィンドウ・スケール・オプションを強制的に変更する。
    removeを指定すると、ウィンドウ・スケール・オプションが有効になっていた場合には、無効にして転送する。

  6. IKEv2で、CHILD SAの作成方法を変更できるようにした。

    ○CHILD SA作成方法の設定

    [書式]

    ipsec ike child-exchange type GATEWAY_ID TYPE
    no ipsec ike child-exchange type GATEWAY_ID [TYPE]

    [設定値及び初期値]
    • GATEWAY_ID
      • [設定値] : セキュリティ・ゲートウェイの識別子
      • [初期値] : -
    • TYPE : IKEv2のCHILD SA作成方法のタイプ
      • [設定値] :
        設定値 説明
        1 ヤマハルーターのIKEv2の従来の動作との互換性を保持する
        2 CREATE_CHILD_SA交換を一部の実装にあわせる
      • [初期値] : 1
    [説明]

    IKEv2のCHILD SA作成方法を設定する。
    このコマンドに対応する機種同士で接続する場合、タイプを同じ設定にして接続する必要がある。

  7. ソフトウェアの著作権情報を表示するコマンドを追加した。
    また、起動時やログイン時に表示されていた著作権情報は表示されなくなった。

    ○ソフトウェアの著作権情報の表示

    [書式]

    show copyright [detail]

    [設定値及び初期値]
    • detail
      • [設定値] : 条文を含めたソフトウェアの著作権情報を表示する
      • [初期値] : -
    [説明]

    ソフトウェアの著作権情報を表示する。
    detailを指定することで、条文を含めたソフトウェアの著作権情報を表示することができる。

■仕様変更

  1. MLD機能で、リンクローカルスコープのグループが格納されたレポートの送受信を有効にするか否かを設定で切り替えることができるようにした。

    [書式]

    ipv6 INTERFACE mld TYPE [OPTION ...]
    ipv6 pp mld TYPE [OPTION ...]
    ipv6 tunnel mld TYPE [OPTION ...]
    no ipv6 INTERFACE mld [TYPE [OPTION ...]]
    no ipv6 pp mld [TYPE [OPTION ...]]
    no ipv6 tunnel mld [TYPE [OPTION ...]]

    [設定値及び初期値]
    • INTERFACE
      • [設定値] : LAN インターフェース名
      • [初期値] : -
    • TYPE : MLD の動作方式
      • [設定値] :
        設定値 説明
        off MLD は動作しない
        router MLD ルーターとして動作する
        host MLD ホストとして動作する
      • [初期値] : off
    • OPTION : オプション
      • [設定値] :
        • version=version
          • MLD のバージョン
            設定値 説明
            1 MLDv1
            2 MLDv2
            1,2 MLDv1 と MLDv2 の両方に対応する。(MLDv1 互換モード)
        • syslog=switch
          • 詳細な情報を syslog に出力するか否か
            設定値 説明
            on 表示する
            off 表示しない
        • robust-variable=VALUE(1..10)
          • MLD で規定される Robust Variable の値を設定する。
        • report-link-local-group=switch★
          • リンクローカルスコープのグループを処理するか否か
            設定値 説明
            on MLD ルーターとして動作しているとき、リンクローカルスコープのグループのレポート受信を有効にする
            off MLD ホストとして動作しているとき、リンクローカルスコープのグループのレポート送信を有効にする
      • [初期値] :
        • version=1,2
        • syslog=off
        • robust-variable=2
        • report-link-local-group=off★
    [説明]

    インターフェースにおけるMLDの動作を設定します。

  2. OSPFおよびBGPで、インターフェースの状態変化を検知したとき、複数の外部経路の反映処理をまとめて行うようにした。

    ○インターフェースの状態変化時、OSPFに外部経路を反映させる時間間隔の設定

    [書式]

    ospf reric interval TIME
    no ospf reric interval [TIME]

    [設定値及び初期値]
    • TIME
      • [設定値] : 秒数 (1以上の数値)
      • [初期値] : 1
    [説明]

    ルーターのインターフェースの状態が変化したとき、OSPFに外部経路を反映させる時間の間隔を設定する。
    OSPFではインターフェースの状態変化を1秒間隔で監視し、変化があれば最新の外部経路を自身に反映させるが、インターフェースの状態変化が連続して発生するときは、複数の外部経路の反映処理がTIMEで指定した秒数の間隔でまとめて行われるようになる。

    [ノート]

    複数のトンネルが一斉にアップすることがあるような環境では、本コマンドの値を適切に設定することで、OSPFやBGPの外部経路の導入によるシステムへの負荷を軽減することができる。
    本コマンドの設定値は、BGPへの外部経路の反映にも影響する。本コマンドとbgp reric intervalコマンドの設定値が食い違う場合には、本コマンドが優先して適用される。
    本コマンドの設定は、経路の変化やIPアドレスの変化に対するOSPFやBGPの動作には関係しない。

    ○インターフェースの状態変化時、BGPに外部経路を反映させる時間間隔の設定

    [書式]

    bgp reric interval TIME
    no bgp reric interval [TIME]

    [設定値及び初期値]
    • TIME
      • [設定値] : 秒数 (1以上の数値)
      • [初期値] : 1
    [説明]

    ルーターのインターフェースの状態が変化したとき、BGPに外部経路を反映させる時間の間隔を設定する。
    BGPではインターフェースの状態変化を1秒間隔で監視し、変化があれば最新の外部経路を自身に反映させるが、インターフェースの状態変化が連続して発生するときは、複数の外部経路の反映処理がTIMEで指定した秒数の間隔でまとめて行われるようになる。

    [ノート]

    複数のトンネルが一斉にアップすることがあるような環境では、本コマンドの値を適切に設定することで、OSPFやBGPの外部経路の導入によるシステムへの負荷を軽減することができる。
    本コマンドの設定値は、OSPFへの外部経路の反映にも影響する。本コマンドの設定値とospf reric intervalコマンドの設定値が食い違う場合には、ospf reric intervalコマンドの設定値が優先して適用される。

  3. SSHサーバー公開鍵を生成するときに、2048ビットの鍵長を選択できるようにした。
    また、セキュリティーの観点からSEEDパラメーターの入力を無視するようにした。

    ○SSHサーバーホスト鍵の設定

    [書式]

    sshd host key generate [bit=BIT] ★
    no sshd host key generate [...]

    [設定値及び初期値]
    • BIT
      • [設定値] : 鍵のビット長 (1024, 2048)
      • [初期値] : 1024
    [説明]

    SSHサーバーのホスト鍵を設定する。
    BITパラメーターによって、生成する鍵のビット数を指定できる。 ★

    [ノート]

    SSHサーバー機能およびSFTPサーバー機能を利用する場合は、事前に本コマンドを実行してホスト鍵を生成する必要がある。
    既にホスト鍵が設定されている状態で本コマンドを実行した場合、ユーザーに対してホスト鍵を更新するか否かを確認する。
    ホスト鍵の生成には、機種によって異なるが、1024ビット鍵では数秒から数分程度、2048ビットの鍵では数分から十数分程度の時間がかかる。 ★
    TFTPで設定を取得した場合は、sshd host key generate [bit=BIT] KEY1 KEY2 KEY3という形式で保存される。 ★
    KEY1~KEY3は、秘密鍵を機器固有の方式で暗号化した文字列である。

  4. SSHサーバー公開鍵の鍵指紋を表示するパラメーターを追加した。

    ○SSHサーバー公開鍵の表示

    [書式]

    show sshd public key [fingerprint] ★

    [設定値及び初期値]
    • fingerprint ★
      • [設定値] : 鍵指紋を表示する
      • [初期値] : -
    [説明]

    SSHサーバーの公開鍵を表示する。
    fingerprintキーワードを指定した場合は、公開鍵の鍵長と鍵指紋を表示する。 ★

  5. 全ノードマルチキャストアドレス(ff02::1)、および全ルーターマルチキャストアドレス(ff02::2)宛にping6コマンドを実行したとき、ルーター自身も応答を返すようにした。

  6. clear logコマンドにsavedオプションを追加した。
    このオプションを指定することで、show log savedコマンドを実行したときに表示されるログをクリアすることができる。

    ○ログのクリア

    [書式]

    clear log [saved]

    [設定値及び初期値]
    • saved ★
      • [設定値] : リブート直前のログをクリアする
      • [初期値] : -
    [説明]

    ログをクリアする。
    savedを指定することで、show log savedコマンドを実行したときに表示されるログをクリアすることができる。★

  7. TFTPで設定ファイルを書き込むとき、設定ファイルの最終行で末尾に改行コード(LF)が付加されていないコマンドも認識できるようにした。

  8. DHCPv6クライアント機能で、サーバーからRECONFIGUREメッセージを受信したときに、INFOレベルのSYSLOGに以下のログを出力するようにした。

    • [DHCPv6] receive RECONFIGURE
  9. 電源スイッチにより電源を落としたとき、シリアルコンソール上に以下のメッセージを出力するようにした。
    "Power switch was turned off."
    ただし、ルーターの起動が完了していないときは出力されない。

  10. ブリッジインターフェースに収容されたLANインターフェースではQoS機能は使用できない仕様であるため、bridge memberコマンドによってブリッジに収容されたLANインターフェースに対して、queue typeコマンドでfifo以外を指定した場合、入力エラーとなるようにした。
    また、queue typeコマンドでfifo以外が指定されたLANインターフェースをbridge memberコマンドで指定した場合も同様に入力エラーとなる。

  11. かんたん設定ページの切断コード表に以下の切断コードの説明を追記した。

    • 781 累積接続時間の発信制限により発信失敗。
    • 1553 携帯端末からの応答がないためタイムアウトした。
    • 1554 データ送信に失敗した。
    • 1555 サポートしていない接続タイプが設定されている。
    • 3000 認証失敗。
    • 3004 SIPサーバーの名前解決失敗。
    • 3020 リクエストタイムアウト
  12. かんたん設定ページのトップページの、[Configure firewall]ボタンの説明文を変更した。

■バグ修正

  1. 不正なフォーマットのPPPoEパケットを受信したとき、リブートする可能性を排除した。

  2. L2TP/IPsecで、トンネルから受信したパケットをIPv6ネットワーク上で確立した別トンネルから送信するときにリブートすることがあるバグを修正した。

  3. RIPを有効にしているとき、LANバックアップのバックアップ先インターフェースに未設定のPPインターフェースを指定しておくと、バックアップに切り替わるタイミングでリブートするバグを修正した。

  4. ipsec transportコマンドで、プロトコルまたは始点ポートリストのパラメーターを省略して実行したときにリブートするバグを修正した。

  5. 以下のコマンドを追加または削除したとき、リブートすることがあるバグを修正した。

    • ipsec transport
    • ipsec transport template
  6. dhcp scope bind コマンドが設定されているときに dhcp server rfc2131 compliant コマンドを off あるいは use-clientid 機能を使用しない設定にするとリブートする可能性を排除した。

  7. no nat descriptor masquerade session limitコマンドを実行すると、リブートする可能性を排除した。

  8. URLフィルター機能で、以下の条件をすべて満たしたときに、リブートしたりブロック画面で表示される「キーワード」の一部が欠けたりすることがあるバグを修正した。

    • url filter rejectコマンドでreject(デフォルト値)が設定されている
    • リダイレクト先のブロック画面のURLが2048Byteを超えている
  9. かんたん設定ページ閲覧時にブラウザの更新を連続して行うと、リブートやハングアップすることがあるバグを修正した。

  10. PPTPで、接続の確立に失敗したときにメモリーリークが発生することがあるバグを修正した。

  11. tunnel backup コマンドでバックアップ先にLANインターフェースを指定している場合、バックアップに切り替わる度にメモリーリークが発生するバグを修正した。

  12. 設定の保存に失敗したときメモリーリークすることがあるバグを修正した。

  13. モバイルインターネット機能で、モバイル端末のアタッチ処理中に端末をデタッチさせると、以後の端末のアタッチが正しくできなくなることがあるバグを修正した。

  14. モバイルインターネット機能で、通信制限の累積期間が経過しても制限が解除されないことがあるバグを修正した。

  15. モバイルインターネット機能で、disconnectコマンドを連続して実行すると、ブザーが複数回鳴動することがあるバグを修正した。

  16. モバイルインターネット機能のWANインターフェース接続で、wan1 always-on onコマンドを設定しているとき、回線の切断状態を検出してもSTATUS LEDが点灯しないバグを修正した。

  17. モバイルインターネット機能で、show status usbhostコマンドで表示される自局番号やIMEIが不正な値になる可能性を排除した。

  18. IPsecで、以下の条件をすべて満たす場合にIPsecトンネルを経由する通信が行えないバグを修正した。

    • ipsec ike esp-encapsulationコマンドによってESPパケットがUDPでカプセル化される設定が有効になっている
    • UDPでカプセル化されたパケットの送信先となるゲートウェイと、ESPパケットの送信先となるゲートウェイが異なる
    • UDPでカプセル化されたパケットがファストパスで送信される
  19. IPsecで、以下のすべての条件を満たす場合に、正しい設定であっても接続が確立しないバグを修正した。

    • ipsec ike negotiate-strictlyコマンドがonに設定されている
    • ipsec ike encryptionコマンドでaes256-cbcが設定されている
  20. IKEv2で、IKE SAのリキー後にipsec sa deleteコマンドでCHILD SAを削除すると、トンネルアップできなくなることがあるバグを修正した。

  21. IKEv2で、ipsec sa deleteコマンドでIKE SAを削除するとき、ipsec ike message-id-controlコマンドがonに設定されていると対向にDelete要求を送信しないことがあるバグを修正した。

  22. L2TP/IPsecで不正なL2TP制御パケットを受信すると、ANONYMOUSインターフェースが占有されてしまい、それ以降ANONYMOUSインターフェースが使用できなくなるバグを修正した。

  23. L2TP/IPsecで、クライアントに対してDNSサーバー情報が通知されず、名前解決を伴う通信ができないことがあるバグを修正した。

  24. L2TP/IPsecで、L2TPトンネル認証を用いた接続を行えないことがあるバグを修正した。

  25. L2TP/IPsecで、トンネルから受信したTCPパケットに対してip tunnel tcp mss limitコマンドではなくip pp tcp mss limitコマンドによるTCPセッションのMSS制限が適用されていたバグを修正した。

  26. PPTPでトンネルの端点をドメイン名(FQDN)で指定しているとき、自機からの接続要求と相手側からの接続要求、および対応するドメイン名のIPアドレスの更新のタイミングが重なると、当該PPTP上の通信が行えなくなることがあるバグを修正した。

  27. DHCPサーバー機能で、一部のDHCPリレーサーバーから受信したDHCPパケットを処理できないバグを修正した。

  28. 同じネットワークに対する複数の経路が取り込まれた状態で、それらが同時に削除されるとき、OSPFやBGPで受信した経路がルーティングテーブルに残ることがあるバグを修正した。

  29. OSPFv2とBGPを併用するとき、ospf router idコマンドとbgp router idコマンドで同じルーターIDが設定されていても、BGPが正常に起動しないバグを修正した。

  30. OSPFv2でエリア境界ルーター(ABR)として動作しているとき、バックボーンエリアに存在するAS境界ルーター(ASBR)への経路が不正になったり、誤ったメトリック値を含むタイプ4のLSA(ASBR-summary-LSA)をバックボーンエリアに隣接するエリアに広告したりすることがあるバグを修正した。以下の条件に当てはまる場合に発生する。

    • バックボーンエリア側のインターフェースはDROther、隣接する他のエリア側のインターフェースはDRとして動作している
    • 両エリアに隣接するABRが当該ルーター以外にも存在する
    • 当該ルーターのバックボーンエリア側のインターフェースがダウンして、当該ルーターを経由していたASBRへの経路が別のABR経由に切り替わり、その後ダウンしていたインターフェースが再度アップした
  31. OSPFv2で、他のOSPFルーターから受信したタイプ5のLSA(AS-external-LSA)の寿命が尽きたとき、当該LSAに含まれる外部経路は無効な経路であるにもかかわらず、有効な経路として扱われることがあるバグを修正した。

  32. PP/LAN バックアップ機能で、バックアップ切り替え時にバックアップ側へのpingが通らないことがあるバグを修正した。

  33. パケット転送フィルターを使ってwan1インターフェース宛にパケットを転送したときに、パケットを送信できないバグを修正した。

  34. ethernet filterコマンドでpass-logもしくはreject-logの設定がされているときsyslog notice offの状態であってもスループットが著しく低下するバグを修正した。

  35. インターフェースのIPアドレスが設定されたときに、優先度が低い経路については経路の再検索が行われず、経路情報が不正になるバグを修正した。

  36. ファストパスで、PPTPのトンネルまたはモバイルインターネットを介したデータパケットを受信したときに、ファストパスの処理対象ではないにも関わらずフローが生成されるバグを修正した。

  37. anonymousインターフェースにおいて、mynameオプションを付けてpp auth usernameコマンドが設定されている場合に同じユーザー名とパスワードを使った複数の接続を同時に受けることができないバグを修正した。

  38. MLD機能で、MLDv2のMLDルーターとして動作しているインターフェースが、ソースリストが空のレポートを新規に受信したとき、プロキシ情報とルーティング情報にマルチキャストグループが追加されないバグを修正した。

  39. MLD機能で、MLDルーターのMLDv1,v2の互換モードとして動作しているとき、MLDv1レポートを受信してグループ情報を登録し、一定時間そのグループ情報を含むMLDv1レポート受信しなかった場合に、そのグループのエントリーがタイムアウトしなくなるバグを修正した。

  40. RTFS領域にファイルアクセスしているときに設定を保存しようとすると、設定の保存に失敗し、それ以降設定を保存できなくなることがあるバグを修正した。

  41. SFTPでファームウェアのリビジョンアップができないバグを修正した。

  42. SFTP接続で、ファイルやディレクトリの情報を表示したときに不正な更新日時が表示されるバグを修正した。

  43. INTEGER型のMIB変数で負数を取得できないバグを修正した。

  44. SNMPで、yrIfTable配下のMIB変数にBRIDGE1のインターフェース番号をIndexとして指定すると、不正なインターフェース情報が取得されるバグを修正した。

  45. URLフィルターのブロック画面が表示されないバグを修正した。

  46. IPv6でPPPoE接続をしているとき、clear status lanコマンドを実行してもshow status lanコマンドで表示されるIPv6の送受信パケット数がクリアされないバグを修正した。

  47. clear mobile access limitationコマンドで、USBインターフェースを指定して実行しても、指定したUSBポートをバインドしているWANインターフェースの累積のカウンター情報がクリアされず、発信制限が解除されないバグを修正した。

  48. 不正なNTPパケットを受信したとき、SYSLOGに表示されるポート番号が正しくないバグを修正した。

  49. LAN1インターフェース経由でPPPoE接続をしたとき、切断後でもshow historyコマンドの通信履歴が「通信中」と表示されたり、履歴自体が表示されないことがあるバグを修正した。

  50. dhcp duplicate checkコマンドで2つめのパラメーターを入力せずに設定しようとしたときに、エラーメッセージが正しくないバグを修正した。

  51. ipv6 INTERFACE mldコマンドで、オプションパラメーターを重複して指定したときにエラーにならず、またオプションパラメーターを設定可能最大数以上に入力できてしまうバグを修正した。

  52. less config switchコマンドによる表示が正しくできないバグを修正した。

  53. show status bgp neighbor advertised-routesコマンドの実行結果で、各パラメーターの値として不正な値が出力されるバグを修正した。

  54. 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。

    • clear url filter
    • clear url filter https-proxy
    • connect
    • dhcp scope
    • show status pp
    • show status qos
    • show url filter
    • show url filter https-proxy
    • url INTERFACE filter
    • url INTERFACE proxy filter
  55. タグVLANインターフェースにアドレスが設定されているとき、かんたん設定ページの以下のバグを修正した。

    • ダッシュボードのトラフィック情報(LAN)ガジェットで、インターフェースにタグVLANインターフェースが選択できる
    • [詳細設定と情報]-[統計情報の表示]-[トラフィック統計]ページにタグVLANインターフェースのグラフが表示される
  56. モバイルインターネット機能でエラーが発生したとき、かんたん設定ページのダッシュボードのプロバイダー接続状態ガジェットで、警告表示が正しく表示されないことがあるバグを修正した。

  57. モバイルインターネット機能を利用しているとき、かんたん設定ページのダッシュボードのプロバイダー接続状態ガジェットで、ツールチップの送受信情報に誤った値が表示されるバグを修正した。

  58. かんたん設定ページの[Advanced settings]-[Execute revision up]で、URL to downloadとして205文字以上の名称を入力して設定の確定を行なうと、設定したURLの末尾が削られたり、"Allow for revision down"の設定が正しく行われていないことがあるバグを修正した。

  59. 外部メモリー内のCONFIGファイルから起動し、外部メモリーを抜いた状態でかんたん設定ページから設定を変更したとき、保存先を選択する警告ページの[Confirm]ボタンが表示されないバグを修正した。

  60. スイッチ制御GUIのVLAN設定画面で、SWX2200以外のヤマハスイッチ配下に接続されたSWX2200またはヤマハ無線APのポートをクリックしてVLANグループから外そうとすると、VLANグループに参加している他のポートもVLANグループから外されてしまうことがあるバグを修正した。

■更新履歴

Feb. 2017, Rev.11.03.23 リリース

以上