DESIGN RECIPE

Saint-Étienne, France.
サン=テティエンヌ国際デザインビエンナーレ2013

ヤマハデザイン研究所は、私たちの製品がどのようにデザインされたか、またこれからされようとしているのかを皆様にお見せしたいと思います。

デザイン・レシピ
— その魅力へのアプローチ —

ヤマハ(株)は125年にわたって、伝統的なアコースティック楽器と革新的なデジタル楽器、プロ用からコンシューマー向けまで多くの音響機器を開発、製造、販売しています。そしてヤマハデザイン研究所はその多くに携わってきました。

私達は音楽文化と心豊かな生活のための製品を、幅広くデザインすることに喜びを感じています。とりわけ、モノの存在の意味を考えたり、新しいコンセプトや、独創的な発想のプロセスに思いを馳せたり、自身のデザインアイデンティティを定義するなど、デザイン言語の体系化に取り組んでいます。今回、サンテティエンヌ・デザインビエンナーレの「Les Labos (研究所) 」で紹介するのは、過去~現在の製品、そして少し未来のプロトタイプから抽出された私達のデザインの手法、言わば「デザイン・レシピ」です。

人はモノを前にしたとき、対象を理解する以前に、なにかを無意識に感じています。例えばアコースティック楽器はその音や演奏のための物理的な合理性と、それぞれの文化的背景によって形作られていますが、人はそれを理解するまでもなく、その”言葉にできない魅力”を感じているはずです。私達はその魅力の全てを暴きたいとは思いません。むしろそのプロセスを少し紐解くこと、またそのプロセスを創造することで、さらに魅力を深めたいと考えています。

デザイン研究所 所長 川田学

会期 2013年 3月14~31日
時間 開場/10:00 ~ 終了/19:00
会場 Cité du design
3, rue Javelin Pagnon 42000 Saint-Étienne .France

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会場内の案内図